セミナー|中国プロモーション戦略セミナー~現地のことは現地に聞け!~
2018年4月1日(月)、「中国現地から学ぶ 中国プロモーション戦略セミナー」開催いたしました。
中国最大級の女性サイト『OnlyLady女人志』を運営しているメディアから2名を講師としてお招きし、中国人(特にエリート)の消費動向やメーカーさんの成功事例を中心に、圧倒的なスピード感がある中国市場の現状についてご共有いただきました。セミナーには、大手化粧品メーカーや製薬会社、人気アパレル会社の皆様にもお越しいただき、総勢70名以上の大盛況で終了しました。
中国人の「爆買い」が失速していると言われていますが、消費額は年々の右肩上がりで伸び続けており、訪日中国人による消費額が日本全インバウンド消費の1/3超を占めています。また、化粧品、医薬品、電化製品への購買意欲が最も高くなっています。(参照データ:日本観光庁2017年統計)
<<日々旅行者のニーズが変化していく中、現地の情報や中国人インサイトを把握し、効果的な中国向けプロモーション戦略を練ること重要です。>>
『OnlyLady女人志』について
2002年に開設され、今年で16年目となる中国最大級の女性サイトで、美容関連に限らず、ファッションやライフスタイル、食事、旅行と様々なカテゴリーで情報を発信しています。
これまで数々の賞を受賞しており、2017年度には『2017美通社(PR Newswire)最優秀メディアエコ賞』や『2017TopDigital Awardsイノベーション銀賞・銅賞』を始めとする、あらゆるメディア賞を受賞しています。
また、新榜(NEWRANK)ショート動画ビューティ&ファッション部門で複数週にわたり1位獲得した実績もあります。*NEWRANKランキング:中国国内SNSランキング
2017年9月には日本情報に特化した『日本館』を設立し、様々なジャンルにおいて商品紹介や体験などのコンテンツの定期更新、中国SNS(WeiboやWechat)を活用したプロモーションをスタート。
また、美容家やスタイリストによる動画コーナーや、外部コンテンツプラットフォームやアプリケーションなどを活用して、芸能人やKOLのスペシャリストとタイアップ企画を実施しています。
講演内容のトピックス
2018年度中国インバウンド市場勉強会
<巨大な消費マーケット>
— 驚異的な購買力を見せる訪日中国観光客
<中国で成功する販促戦略>
— 芸能人効果 <目的別に分ける芸能人の使い方>
— ライブ配信 <ライブ配信型販促の将来的な発展動向>
— ショート動画 <ユーザー規模は持続的かつ安定的な成長を示している>
— ECマーケティング <消費者は目的ごとにショッピングサイトを選択>
— 実店舗の発展 <実店舗は消滅しない(役割が変わる)>
<成功事例>
— 『OnlyLady女人志』とのタイアップした世界ブランドのプロモーション解析
資料一部
参加者からの質問(一部)
Q. F1層や*バーリンホウ向けのお話だったが、40歳以上の方向けにはどうプロモーションすればいい?
(*中国における用語で、一人っ子政策施行後、1980年代生まれの世代のこと)
A. 若い世代と違って、30代後半~40代以上は『品質の良さ』『ブランドイメージ』をしっかり紹介することが大切です。誰が買ったから、愛用しているからということで影響を受けにくい印象です。
そして、40代の多くは、*百度(バイドゥ)で検索するため、商品のきれいな写真とコンテンツ記事を作っていくことが重要。
また、20〜30代向けに比べて、40代向けにはその世代に思い出深い芸能人や若いときの憧れだった人を起用することがいいと思います。
中国では、街中の芸能人ランキングトップ10と、世の中的に人気な芸能人が全然違うということもあります。
メディアはどんどん変わっていきますが、消費者のインサイトをもっと細かく分析して、ブランドごとにターゲットに響く専用プランを検討していく必要があると思います。
*百度(バイドゥ)・・・中国検索エンジン
Q. 話の中では中国国内の商品を喚起させるものが多かったが、訪日の消費を喚起するものはあるか?
A. 現地の口コミ、タオバオ(中国のショッピングサイト)での人気というのは、インバウンドの売り上げに相対します。なぜなら、タオバオで売れているものは日本でも売れているからです。日本のお客様は、インバウンドというキーワードで分けがちですが、現地の消費は、すなわちインバウンドの消費が生まれることを意味していると思います。
中国で日々の生活中心考えている人でも、旅行になったら購入を考えるというのは、よくある心理です。
日本に買いものにくるとき、中国の方は高いもの買うというわけではなく、いい商品だから買うのです。ただ、商品についてまだまだ知られていないのが現状です。実際に体験してもらって、知ってもらって、このような商品があるんだと思ってもらってからが、インバウンドにつながる第二ステップになると考えています。
企業によって成功の定義は異なりますが、Onlyladyでは去年からクローバル・デイリーと『日本館』を設立しているが、反響がでている、商品が売れているという声をもらっています。
まずは、インバウンドにつながるような口コミをつくることが重要です。
中国向けプロモーションでお悩みの方は、お気軽にお問合せください。
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