旅行博レポート|マレーシア・MATTA Fair Kuala Lumpur 2019
訪日インバウンドのターゲット国のうち「第2の波」と言われる東南アジア。特にASEAN 10か国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ブルネイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー、カンボジア)は、日本への関心が高く、訪日数も好調に伸びています。
先日お伝えした「タイ国際旅行フェア2019(TITF)」に続き、去る3月15日から17日まで開催されたマレーシアの国際旅行博「MATTA Fair Kuala Lumpur」の様子をレポートしたいと思います。
MATTA Fair(マッタ・フェア)とは、マレーシア全国旅行業協会が主催する一般旅行者向けの国際旅行フェアで、マレーシアの首都クアラルンプールにあるプトラ・ワールド・トレード・センター(PWTC)で、毎年3月と9月の年2回開催されています。
2018年の3月開催の来場者は約11万人で、タイのTITF同様、博覧会と直売会が同時に行われるイベントとなり、3日間で約50億円以上の旅行商品が販売されました。
日本からの出店ブースも盛況で、今年はJNTOのジャパンパビリオンをはじめ、JRグループ、AEON北海道、東京メトロ、ドーミーイン、ドンキホーテ、京成電鉄、イトーヨーカドー、HISなどの企業が出展されていました。特に交通系やホテルなど訪日のインフラを担う業界において、マレーシア・シンガポールはポテンシャルの高いターゲット国であり、東南アジア戦略の拠点を置く企業も多数ある中、MATTA Fairへの出展は重要なPR活動のひとつとして積極的に取り組んでいます。
近年の訪日マレーシア人は年間約40万人ほどで、過去5年間で3倍以上増加しています。日本は人気の海外旅行先で9位にランクしており、自国では体験できない自然(桜や冬場の雪、富士山など)、アニメなどのJカルチャー、アジアの最新トレンドや先端技術などに興味を持っているといわれています。
昨年訪日外国人の増加率トップだったベトナムや年間100万人にリーチをかけるタイなど、東南アジアの勢いは年々可視化されています。MATTAやTITFなど現地旅行博の現場で感じ取れる日本コンテンツの人気は、中国、韓国や台湾といった訪日常連国のすぐ後ろに東南アジア需要が迫っていることを実感させる生々しい体験でした。
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