高島屋が来年のインバウンド売上予測を発表 増益を見込み
百貨店のインバウンド売上が好調になりつつある。高島屋は4月7日、2018年2月期の連結営業収益が前年比2.1%増の9430億円、連結営業利益が同2.9%増の350億円になると予測していると発表した。理由としては、円安・株高によって、訪日外国人客の免税売上高が好調に推移するとみているからだとう。増収分の大半は、4月27日、新宿の「タカシマヤタイムズスクエア」にオープンする免税店「高島屋免税店 シンラ&ANA」で占めるようだ。2016年4月に計画した時点では、主に時計などの高額品を扱う予定だったが、中国人をはじめ、訪日外国人の需要が、化粧品や日用品にシフトしたため、ドラックストア「マツモトキヨシ」と家電に強い「ラオックス」を誘致する予定となった。また、化粧品売り場では、「資生堂」や「カネボウ」、「SK-II」など26の日本ブランドも扱い、国内の市中免税店では最も多い取り扱い数になるようだ。高島屋は、新宿の免税店を通して、80億円の売上高を稼ぐと予想しているという。
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高島屋の免税売上は5ヶ月連続で伸びている。また、「阪急阪神百貨店」や、「三越伊勢丹」、「大丸松坂屋」も先週、2017年3月の免税売上が上がっていると発表した。そうした現状を見ると、今後の百貨店のインバウンド売上に注目すべきだろう、と筆者は思っている。
編集者:オスカー チャウ、小池 泰史
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