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NEWコラム台湾

台湾SNSで広がる「匂い管理」

暑い季節の“身だしなみ”が、新しい話題に

最近、台湾のSNSでよく見かけるようになった言葉に、氣味管理があります。日本語にすると匂い管理。汗や体臭をどうケアするか、という意味で使われています。

この言葉が注目されるきっかけのひとつになったのは、台湾を訪れた韓国人の投稿でした。公共の場で感じたにおいについて触れた内容が話題となり、SNS上では「それは失礼ではないか」「でも夏場のケアは大事だよね」といった、さまざまな反応が広がりました。

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台湾は気温も湿度も高く、特に夏は汗をかきやすい環境です。そのため、話題は単なる批判や炎上で終わらず、「じゃあ、どうケアするのがいいのか」という方向に広がっていきました。

最近では、制汗剤やデオドラントを使うことだけでなく、洗濯の仕方、ボディソープ、ヘアケア、脇のにおい対策、さらには服の素材選びまで、かなり幅広く語られています。SNSでは「制汗剤を使う季節が来た」「自分にも周りにもやさしいアイテム」といった投稿も見られ、匂い対策が夏の身だしなみとして受け止められ始めているようです。

面白いのは、この話題の中で日本もよく登場することです。台湾の投稿では、日本旅行中に空気がいい香りに感じた 、日本人は自分のにおいに気をつかっている印象があるといった声もあります。衣類用の香り付けアイテムや制汗剤、デオドラント商品など、日本で日常的に使われているケア用品が、台湾でも参考例として紹介されることが増えています。

また、この流れは男性の体臭ケアだけに限られていません。女性向けの顔用制汗アイテムやメイクキープミストなども話題になっており、「匂い管理」は体臭対策というより、暑い季節を快適に過ごすためのセルフケア全体へと広がっている印象です。

高温多湿な気候、SNSでの拡散、日本のケア習慣への関心。
こうした要素が重なり、台湾の「匂い管理」は一時的な話題から、夏の新しいライフスタイルトレンドへと変わりつつあります。

このコラムを書いた人

Ho (洪) プロフィール写真
Ho (洪)
グローバル・デイリー /台湾市場リサーチ・インバウンド企画担当
台湾出身。台湾向けプロモーション企画や市場動向チェック、現地の旅行・インバウンドトレンド分析を担当。生活者のリアルな声とデータの両面から、台湾の「今」を立体的に伝える。

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