国内消費市場においても、ECを通したウェブインバウンド市場においてもその重要性が日々高まっている存在である「在留外国人」ですが、彼らの影響力を有効に活用するPR手法として、注目度の高い「話題(イシュー)」を喚起させ幅広く拡散する方法があります。

日本国内にて消費力・影響力を持ちつつ中国人コミュニティで活動する、消費者であり情報源である彼らにとって、日本と本国が同時にリンクするトレンドイシューは、拡散する情報としての価値が高く、その反響も速く現れます。

例えば、日本の「コスメ大賞」のような中国現地の有力なアワードに選定された日本の商品を、現地の関連ジャンルのWeiboなどSNSアカウントや在留KOCが「話題化」することで、商品の認知は幅広く拡散されるでしょう。

今回ご紹介する事例は、中国最大級の女性・ライフスタイル系ウェブサイト「OnlyLady」のビューティアワードである＜C位トレンド大賞＞にランクインした、日本の竹酢樹液シート「足リラシート」の在留話題拡散PRです。

実施概要≫
足リラシートが、＜C位トレンド大賞＞にランクインしたことを機に、関連ジャンルのWeiboおよび在留コミュニティのKOCの商品体験投稿を通し話題を喚起させ、消費意欲を高めるとともに、在留バイヤーの問い合わせ・発注を誘導

実施施策≫
①＜C位トレンド大賞＞の主催側である「OnlyLady」ウェブサイトおよび関連プラットフォームにて記事コンテンツ掲載

②中国現地の女性・トレンド関連のWeibo ビッグアカウントにて投稿

③在留KOC100人のアカウント(WeChat/RED)に体験口コミを投稿

実施結果≫
①バイラル拡散の反響
女性・トレンド関連のWeibo ビッグアカウントからの投稿および在留KOCのWeChat/REDへの体験投稿ともに、想定の目標リーチをそれぞれ200%以上も上回る有意義な反響を記録しました。
更に、各投稿へのコメントもポジティブな意見がほとんどで、商品に対する関心度の高さを示す結果となりました。

②在留バイヤーからの問い合わせ

PRのターゲットシーズンが、中国の「女生節＆婦女節」であったこともあり、女性心理が動くご褒美アイテムとしてのニーズが的中
バイヤーがシーズナリティとアワードの話題に反応、スピード、数量ともに予想を上回る問い合わせから発注へつながりました。