中国経済が減速しているものの、中国人の旅行意欲が増加中
国際ホテル予約サイト「Hotel.com」は中国人の旅行動向について調査を実施した。中国経済は減速しているが、92%の中国人は消費額を減らさず、逆に増やそうと考えていることが、と調査結果からわかった。調査を受けた中国人の1/3も来年の旅行支出を増加しようとしている。2/3の人は旅行が日常生活の一部として考えており、約1/4の収入を旅行に使おうと回答した。特にミレニアル世代(1980年~2000年生まれた世代)は、旅行消費額が最も高く、すでに収入の1/4を超えている。
実は、中国は世界旅行支出額が最も高い国だが、今約5%の中国人しかパスポートを持っていないため、市場の可能性が秘めている。現在、日本国内では中国爆買いが終わったという声は上がっているが、彼らの消費力はまだあると筆者は思っている。JNTOが発表した2016年4月~6月訪日客消費調査によると、1人当たりの買い物代が10万円を超えているのは中国人しかいない。確かに彼らの消費単価が減少しているが、リピーターやFITなどの数が増えているため、全体の消費額でカバーができるだろう。上記を見ると、中国訪日客はまだインバウンドにとっては重要だろう。
参考
Torno News(英紙)
観光庁
編集者:オスカー チャウ
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