韓国|グローバルOTAの時代到来、旅行会社BIG2の実績下がる

訪日主要国でありながら最も日本と近い国、韓国。
OTA(オンライン旅行社)の全盛期で、FIT(個人自由旅行)が普遍化しつつある中でも、日本のJTBやHISのようなホールセラー(総合旅行会社)のビッグ2である「ハナツアー」「モードツアー」は近年までその地位を守ってきましたが、今年に入ってから両社ともに業績が落ち始めたとのことです。
7日、韓国の旅行業界によると、業界2位・モードツアーの1/4期売上は923億ウォン(約92億円)、営業利益は91億ウォン(約9億円)で、それぞれ昨年対比15.4%、3.53%下落しました。同期間に、業界トップのハナツアーも2240億ウォン(約224億円)と2.3%減。しかしながら連結子会社の好実績に伴い営業利益は10.1%増でした。
旅行会社の需要は大きく航空券販売手数料と旅行あっせん収入で構成されています。航空券販売手数料は利率が低いため売上や営業利益への影響が低い反面、パッケージツアー販売など旅行あっせん収入の比重はかなり大きいです。旅行あっせん収入はパッケージツアーの利用客のみならずホテルや現地ツアー予約などを利用するFIT客の需要を含むのですが、最近このFIT客の需要がOTAプラットフォームへ移行しているため、業績に直撃する影響を与えているとのこと。
グローバルOTA各社の成長は著しく、エクスペディアは昨年の売上成長率が10%、純利の成長は18%を達成しました。また、トリップアドバイザーは8.5%/14%の成長を遂げるなどほとんどの企業が10%~15%の伸びを見せています。
OTAを利用した旅行が世界的なトレンドではあるものの、韓国では長年のブランドパワーと便利なサービスで今まであまり影響を受けることのなかった大手旅行会社でしたが、時代の流れに並走することは至難の業のようです。
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