日本で「米」の価格高騰が続く中、韓国で“買い出し”も
日本で米価格が14週連続で上昇し、消費者の間で大きな混乱が生じています。政府による備蓄米の放出も効果は限定的で、小売・外食業界を巻き込んだ“米騒動”が続いています。
そんな中、韓国旅行のついでに「米を買って帰る」日本人が増加しており、日韓間の物価ギャップが生活消費にも影響を及ぼしていることが明らかになっています。
越境ショッピングが「日常化」する兆しも
韓国のスーパーマーケットでは、日本国内の価格の半額以下で購入できることも多く、SNS上では「帰国時にお米をスーツケースに入れた」という投稿も話題に。日本農林水産省も、正式な輸入手続きを踏んで米を持ち込むケースが増えていることを認めています。
背景には、長年の減産政策による国内供給不足や不作による収量低下があり、今秋の新米シーズンまでは価格の急速な落ち着きは期待しにくいとの見方もあります。
グローバル消費行動の“変化”に注目を
円安や物価高の影響を受けた日本の生活者が、近隣国との価格差に敏感になり始めている現在。今後、旅先での“買い出し”行動はさらに多様化していく可能性があります。こうした生活者動向をキャッチすることは、訪日プロモーションや越境EC戦略においても重要なヒントとなるはずです。
引用元:デイリー韓国(2024年4月16日配信)
※原文は韓国語ニュースをもとに当社で要約・翻訳したものです。
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