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コラム

【韓国】OTA時代の旅行博、足を運ぶ VS. 指先を運ぶ?- A. 正統派

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国内・海外旅行の情報が一堂に集まる、旅行好きのための一大イベント、旅行博覧会。
国ごとに様々な旅行博(台湾・ITF、タイ・TITF、マレーシア・MATTA、フランス・JAPAN EXPOなど)がありますが、お隣の国、訪日数TOP2の韓国にはどんな旅行博があるのでしょうか。

代表的な旅行博でいうと、毎年6月に開催される「韓国国際旅行博(KOTFA)」があります。今年で33回目を迎える定番のイベントで、国内外200以上のブースが並ぶ大規模な旅行博です。
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しかしながら、最近の韓国の旅行博トレンドは「直売」であり、KOTFAの場合は基本的に旅行商品の販売よりプロモーションをメインにしており、ビジターの殆どは情報収集やノベルティなどの特典を目当てに訪れるケースが多いです。

韓国の旅行市場も団体旅行からFITへ、そしてOTAを主に利用する時代へと進化していますが、そんなトレンドの波を受け、旅行博の形も年々進化を遂げています。
前述の「直売」にフォーカスした、旅行会社たちが開催する旅行博覧会が盛況となっている中、両極端のスタイルでガチンコ勝負を繰り広げる2つの旅行博が注目を集めているようです。

A.旅行企業最大手「ハナツアー」の正統派・旅行博
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6月7日から3日間開催される「ハナツアー旅行博覧会」
今年で13回目を迎える韓国最大手の旅行会社主催の旅行博で、旅行トレンドを発信するイベントであり、国内最大の旅行商品割引直売会でもあります。特に今回は以前よりもっとコマース性を強化し、個別のブースでPRから販売まで完結するかたちとなるそうです。
スローガンもコマース寄りの「旅行マーケット」ということで、会場を訪れるトラベラーたちにお得で魅力的な旅行商品を提案することにフォーカスを絞り、9つのゾーン・約900のブースでは旅行情報の提供はもちろん、ビッグデータを活用した旅行コンサルティング、予約サービスまで提供し、夏シーズンの需要を直に狙います。

  • 「OTA時代の旅行博、足を運ぶ VS. 指先を運ぶ?- B. WEB派」編につづく