中国人のビザ発給要件再度緩和 訪日中国人800万見込み?
外務省は21日、5月8日から中国人のビザ(査証)の発給要件を緩和すると発表した。
その内容は主に下記の4つになる
1.中所得程度の中国人とその家族に対し、3年間なら何度でも日本を訪問できる「数次ビザ」を発給する。(最初は観光目的に限る)
2.「数次ビザ」の対象エリアは東北三県(岩手県、宮城県、福島県)から東北六県(青森県、秋田県、山形県追加)に拡大。
3.高所得程度の中国人とその家族に対し、5年間なら何度でも日本を訪問できる「数次ビザ」を発給する。(最初は観光目的に限らない)
4.個人単発観光ビザの申請手続きを簡略化する。
中国の大手旅行ECサイトlvmamaのCEO王さんの話によると、日本は中国人の海外旅行先としてずっと上位であり、桜シーズンに韓国のサード問題の影響も受け、清明節の連休では訪日人数はかなり増えたという。これからのGWにもさらなる訪日人数が見込まれる。この勢いにビザの緩和までされると、今年の訪日中国人数は800万を突破する可能性もあるという。また東北六県までビザの緩和となると、中国人観光客の目的地選択肢が増え、旅行会社的にも、市場に応じ、東北六県の旅行商品の開発は視野に入られるという。
これから訪日外国人の増加につれ、東北地方の魅力を海外に発信することにさらなる力をいれなければならない、と筆者は考えている。
編集者: ジェニー 李
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