訪日外国人向けの「お花見商戦」がスタート
桜の花見シーズンが始まった。各業界では、訪日外国人向けの「お花見商戦」を実施している。東京都にある「グランドプリンスホテル高輪」は、外国人向けに、日本庭園を望む和室に泊まり、着物姿で人力車に乗って周辺の桜をめぐるプランを用意している。東京マリオットホテルでは、近くにある江戸時代に桜の名所だった「御殿山」の歴史性を売りに、和楽ユニットによるステージや、野点などの体験ができるプランを実施する。旅行会社JTBも、富士山と花見を両方楽しめるツアーを今年から販売しており、外国語ガイド付きの夜桜クルーズツアーにおいては、予約人数が2016年より3倍増だったという。
今年、桜の満開の時期がちょうど中華圏の清明節と重なっているため、日本の旅行ツアーは中華圏で人気が高いようだ。例えば、台湾にある大手旅行予約サイト「ezTravel」によると、清明節の連休の間で、ツアーの予約率が最も高い観光先としては、日本や韓国、香港が上位になっているそうだ。こうした背景により、今年の桜シーズンのインバウンド市場はさらに盛り上がるだろう、と筆者は期待している。
編集者:オスカー チャウ、小池 泰史
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