インバウンドにおける地方ブランディングに必要なものとは?
近年、地方を訪れる外国人の増加に伴い、地方ブランディングに取り組む自治体が増えている。インバウンドにおける地域ブランディングの戦略について、株式会社電通パブリックリレーションズが最近、筆者も同感する記事を取り上げている。作者の園生氏によると、地域ブランドを作るためには、地域資源を一つにまとめ、外からの目線や評価を聞かなければならないと述べている。地域内の人たちだけでは、その地域の魅力を再発見しにくいため、訪日外国人の声も重要とのことだ。
地方ブランディングには外国人の目線が必要であると同時に、外国人の特徴を正確に理解することも大切だと筆者は思っている。最近、日本政策投資銀行は、JTBと協同で訪日外国人の旅行意向調査を行った。調査の結果から見ると、同じ地域でも、国によって外国人が期待する物事は異なることが判明した。例えば、広島においては、アジアの人は「温泉」や「雪」、「紅葉」などの自然体験を求めているが、欧米人は「繁華街を巡る」や「日本のお酒を飲む」などの下町生活の体験を希望しているようだ。また、山口においては、アジア人は伝統的な住宅に泊まってみたいが、欧米人は史跡や歴史的な建築物を見学したいようだ。
外国人とはいえ、国によって考えやニーズが異なるため、国別の外国人の生の声をヒアリングしなければならないと筆者は思っている。そうした上で、それぞれのターゲットの特徴にあわせた地域ブランディングに取り組むのが重要だろう。
編集者:オスカー チャウ
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