映画館、歌劇団も訪日外国人を狙い インバウンドが文化産業に与える影響とは?
最近、文化体験を求める訪日外国人が増えている。これをうけて、日本の映画館や歌劇団が彼らの呼び込みに動き始めている。福岡にある映画館「ユナイテッド・シネマキャナルシティ13」は、旧正月の間に大勢の中国人と韓国人が来日することを見通し、中国語と韓国語の字幕を付けてホラー映画「雨女」を上映している。訪日外国人は観光時間が限られているため、短い時間で気軽に来てもらえるように、上映時間は35分しかない。さらに、映画のシーンに連動して霧雨が降り、座席が揺れるなどの特別な体感効果も導入している。映画館によると、文化の違いを超え、買い物客が劇場で楽しんでもらうのが目的だ。
また、大阪市にある「あべのハルカス近鉄本店」は、旧正月の休みにあわせて、1月30日より外国人向けの日本歌劇を開催している。日本語が分からなくても楽しんでもらえるように、歌劇に日本舞踊や殺陣などのシーンを入れている。さらに、英語の字幕や中国語のナレーションも付けている。歌劇団の代表者によると、発想のきっかけは、外国人観光客に夕食後に楽しめるエンターテインメントが欲しいとよく言われるからだという。
上記を見ると、インバウンドは小売業界やホテル、交通機関などだけではなく、映画館や歌劇団などの文化産業の発展にも刺激を与えられるだろう。
編集部:オスカー チャウ
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