台湾政府、中台間旅客便の10月再開を検討
台湾政府は、国際観光と入境規制を10月から徐々に緩和する方向で検討を進めています。
交通部(交通省)は交通・観光分野の緩和措置に関する草案をまとめ、中台間の航空旅客便を10月1日から再開、台湾でのトランジットや台湾入境者の公共交通機関の利用、国際クルーズ船の寄港などもそれぞれ再開する方針で、新型コロナウイルス感染症の感染状況が台湾、中国で一段落している現状を踏まえ、観光や経済の振興に軸足を移す動きに見えます。
台湾政府は現在、中台間航空旅客路線のうち、北京首都国際空港や上海浦東国際空港、廈門高崎国際空港、成都双流国際空港と台湾を結ぶ路線のみ運航を認め、その他中国の空港とを結ぶ路線は運航を停止する措置を実施していますが、解禁時期は決めていませんでした。
交通部は「防疫旅行」「安心旅行」「インバウンドの誘致」の3段階に分けて、観光業の振興を図る計画で、草案によると、「防疫旅行」の導入と一部公共交通機関の規制緩和は5月27日から始め、7月末まで続ける予定。「安心旅行」と公共交通機関の一層の規制緩和は8月1日~10月末とします。
交通部はいずれの措置も、台湾衛生福利部(衛生省)の中央流行疫情指揮中心の同意を得てから実施し、今週以降、草案を同中心に提出するとのことです。
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