東南アジア訪日客をターゲットに 日本交通会社の動き
東南アジア訪日客は増加し続けている。東南アジアの訪日需要を見込み、日本の航空会社は東南アジアの路線を拡大しようとしている。LCC会社のピーチは東アジアに就航しているが、今後は那覇空港からバンコク、ホーチミン、クアラルンプールなどの東南アジア都市への新路線を導入しようと検討している。バニラ・エアは台北を「第2の拠点」に、東南アジアの都市と日本を結ぶことを考えている。また、ジェットスター・ジャパンも2016年4月から、日本~フィリピン・マニラ路線を開設した。
ただし、東南アジアの訪日需要を狙っているのは、空港会社だけでない。例えば、小田急電鉄は2016年度内にタイの旅行会社と連携し、バンコクで駐在員事務所を設ける。タイ人向けに、箱根や江ノ島などの沿線観光地を含める新たな観光のモデルコースを提案する予定。パックツアーの販売、旅行博への出展も考えている。上記の各社の動きを見ると、東南アジアはインバウンドにとって明らかに重要だろう。東南アジア人を誘致するため、現在大事なのは、東南アジアの文化を理解し、受け入れ環境を整理することではないか、と筆者は思っている。
参考:J-cast「格安航空、国内線シェア10%超す アジア路線拡大で海外LCCと訪日客争奪へ」2016/05/04
http://www.j-cast.com/2016/05/04265930.html?p=2
日経新聞新聞「小田急電鉄、タイに駐在員事務所 訪日客を誘致」2016/05/04
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ02HU9_U6A500C1TJC000/
編集者:オスカー チャウ
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