訪日客数が増加 今後百貨店の柱にインバウンドはなるか?
訪日客の増加に伴い、百貨店の免税売上は好調。高島屋が4月12日、今年2月期の連結決算を発表した。訪日客の増加が後押しになり、純利益は前期より6%増の238億円となった。免税売上高は2倍の約300億円と大幅に伸びた。富裕層の消費動向も良く、高額品の売上が伸びた。
同時に、訪日客の需要を取り込んでいる、大丸松坂屋百貨店の心斎橋店は、2月に7.8%増の910億7200万円となった。免税売上高が2.6倍の増加で、全体の売上高の18.7を占めた。逆に、大丸全14店で売上高のトップだったの売上高神戸店は、前年同期比1.1%減の850億7900万円となった。結果として、訪日客に人気な心斎橋店大丸はトップとなった。また、大丸松坂屋百貨店の好本達也社長は、クルーズ船で神戸を訪れる外国人が増えれば、インバウンド商戦も神戸で盛り上がると見通している。上記のトレンドを見ると、インバウンドは今後百貨店の柱になれるのではないか。
参考:日経新聞「高島屋の16年2月期、純利益6%増 訪日客需要が好調」2016/04/12
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL12HN3_S6A410C1000000/
神戸新聞「大丸全14店 神戸店売上高、首位転落 16年2月期」2016/04/07
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201604/0008968789.shtml
編集者:オスカー チャウ