G20|訪日客向けの情報提供カード配布 関空などにて
28、29日に大阪で開かれる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に向け、G20大阪サミット関西推進協力協議会は、関西エアポート株式会社及び関西国際空港全体構想促進協議会とともに、G20サミットの開催期間中に海外から大阪・関西を訪れる外国人旅行者が、交通規制等の必要な情報を容易に取得できるよう「インバウンド向けG20情報提供カード」を作成・配布すると発表しました。
「インバウンド向けG20情報提供カード」は、交通規制情報、観光情報や防災情報等の関係機関のホームページへのリンクURLを二次元コードで表示し、名刺サイズのカード1枚にまとめており、6月22日(土曜日)から30日(日曜日)まで、大阪出入国在留管理局の協力を得て関西国際空港内で配布するとともに、大阪観光案内所等で配架する予定で、6月24日(月曜日)は、関西国際空港国際線の到着口において配布活動を行うとのことです。
G20サミットの期間中は、大阪市を中心に大規模な交通規制をはじめ、タクシーの空港送迎サービスの休止や市内の観光スポットの休業などが相次ぎ、訪日外国人客の観光にも影響が及ぶことが予想されます。この他にも、街中のごみ箱の閉鎖やコインロッカーの利用規制などの警戒措置もあり、この時期のインバウンド客は大阪を含め関西エリア全体の旅行を回避する動きもみられます。
東京オリンピックを控え、このような国際的ビッグイベント期間中の不便に対する訪日客向けの円滑なコミュニケーション方法について、今回の「インバウンド向けG20情報提供カード」の他にも、より多様なアイディアが必要と思われます。