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グローバルニュース

キリンビール「ハイネケン」販売拡大、ラグビーW杯に向けて

NEWS20190606
▲Image by Heineken Japan

先日のインバウンドニュース「ラグビーワールドカップ、ビール切れに注意?」でお伝えしましたが、ラグビーとビールは「切っても切り離せない関係」で、他のスポーツイベントよりもビールの消費量が多くなる傾向もあるといいます。
そんな中、日本のビールメーカー各社も「ラグビーワールドカップ・ジャパン2019戦略」を立てつつ、訪日外国人需要への対応に取り組んでいます。

ラグビーワールドカップ(W杯)のワールドワイドパートナーであるハイネケン(オランダ)のビールを国内(横浜工場)で製造販売するキリンビールは、9月の開催に向けた戦略を発表、ハイネケンの消費拡大を狙います。

国内12都市の試合会場で同社のビールを販売し、決勝などが開かれる主要3会場には専用のバーを設ける予定で、6月下旬からは大会の優勝トロフィーをデザインした缶や瓶の販売を開始します。
2019年の国内のハイネケンブランドのビールの販売目標は18年比で3割増の100万ケース(大瓶換算)で、このうち4割弱は9~11月の大会期間中に消費者が量販店で購入したり、飲食店で飲んだりする見通しとのこと。
大会開催年の19年はすでにコンビニエンスストアなど量販店での取り扱いが増えたり、飲食店でも新規の取扱店が増えたりしており、1~5月は前年同期比で販売量が3割も増えたそうです。

2020年東京オリンピックに先駆け開催される世界的スポーツイベントの開催まで、残すところあと100日余り。インバウンド的には、大規模な訪日外国人を受け入れることとなるため、五輪の前に様々な受け入れの点検ができる機会としても重要な大会です。
企業にとっても、今後のインバウンド規模拡大に備えたマーケティング戦略のレファレンスとして、ラグビーワールドカップの商戦に取り組んでいる様子が伺えます。