[韓国] 2024年10月、韓国で再び始まる大型連休
2024年10月初旬、韓国ではまた大型連休が確定しました。これは、10月1日の「国軍の日」が臨時公休日に指定されたことにより(9月3日閣議で決定)、9月末から10月初めにかけて長期休暇を取ることが可能となるものです。韓国政府は、秋の観光需要を喚起し、国内消費を促進するためにこの臨時公休日の設定を決定しました。
間もなく始まる秋夕(チュソク)の大型連休(9月14日〜22日)に続き、観光業界では、2024年下半期2回目の大型連休がさらなる経済効果を生み出すと期待されています。この期間、韓国国内の旅行需要の高まりに加え、多くの韓国人が日本への旅行を計画しており、日本の観光業界にも大きな波及効果が見込まれています。
遅めのバカンスを楽しみたい層に加え、紅葉シーズンを迎える日本の観光地は、自然美や文化体験を求める観光客にとって魅力的な目的地となっており、訪日観光客のさらなる増加が期待されます。特に、主要都市だけでなく、地方の観光地への関心も高まってきています。
また、10月1日から始まる中国の「国慶節」の1週間にわたる連休も、韓国の「国軍の日」との連休が重なることで、両国から多くの観光客が日本を訪れることが予想されます。これにより、日本の観光業界にとっては、絶好のビジネスチャンスとなると思います。
※ 韓国の「国軍の日」とは?
建軍76周年を迎える「国軍の日」は、韓国軍の威容と戦闘力を国内外に示し、国軍兵士の士気を高めるために制定された記念日。
1950年10月1日は、韓国軍が南侵した北朝鮮軍に反撃し、38度線を突破した日であり、この日の意義を称えて「国軍の日」として定められている。
「国軍の日」には、軍の士気向上に寄与するためのさまざまな記念行事が行われており、5年ごとに大規模な記念式典も開催されている。しかし、南北関係や国際情勢の変化に伴い、行事の規模は柔軟に調整されてる。