Inbound News 2019.07.25 トリップアドバイザー、初のインバウンドレポートを発行
旅行情報プラットフォームを提供する「トリップアドバイザー」の日本法人である「トリップアドバイザー株式会社」が、同サービスのデータや利用者へのアンケートをもとに訪日客の動向を調査した、初となる「インバウンドレポート2019」を発表しました。
レポートでは、アクセスデータの分析をもとに、いくつかの章に分けてさまざまな角度から訪日客の動向や意識、満足している点、アプローチの手段などをまとめています。
内容を覗いてみると、海外から口コミ数の多い都道府県は、東京都、京都府、大阪府がトップ3となっており、上位10 都道府県の投稿数で、全体の約8 割を占める結果となっています。宿泊・観光・飲食の評価が高い都道府県を見ると、宿泊施設では、長野県、大分県、山梨県といった、温泉旅館やリゾートホテルなど、単価の高い宿泊施設に泊まることの多い県が上位に、観光施設については、広島県、京都府、奈良県といった西日本が上位を占めています。飲食施設で一位になったのは岐阜県という結果を見せています。
また、当レポートでは、トリップアドバイザー上で予約購入された日本のツアーやチケット、アクティビティについて2017 年と2018 年を比較したデータも公表しています。大幅に予約が伸びたカテゴリーは、文化&テーマ別ツアーが132%とトップで、プライベートツアー、観光チケットとパス、宿泊付き長期ツアー、ショッピングとファッション、クルーズ、セーリング、ウォーターツアー、屋外アクティビティ、グルメ、ワイン、ナイトライフ、日帰りツアーや小旅行、ウォータースポーツの順につづきました。
▲Photo by JAPANKURU
今回のレポートから、訪日旅行のニーズとして「地方」が持つポテンシャルとともに、文化テーマやアクティビティなどの「体験」の需要が高まっていることがわかり、大都市圏に集中されている旅行情報コンテンツを、様々な日本の魅力を体験できるローカルコンテンツまで拡充していく必要性を感じとることができます。
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