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空港バスと自動運転タクシー連携、11月に「MaaS」実証実験

NEWS20190724

インバウンド業界でも現在注目されている、AI・自動運転などのテクノロジーと、スマートフォン環境の発展とともに、各国で導入が推進される「MaaS(Mobility as a Service、統合移動サービス)」の世界初の実証実験が、2020年のオリンピックを控えた東京にて行われます。

タクシー大手の日の丸交通(東京・文京)や自動運転技術のZMP(同)、空港へのバスを運行する東京空港交通(東京・中央)など7社は7月22日、空港バスと自動運転タクシーを連携する実証実験を11月に2週間の日程で行うことを発表しました。

訪日外国人の増加などを念頭に、自動運転を組み合わせた次世代移動サービス「MaaS(マース)」の有効性の検証が目的で、成田空港や羽田空港と東京都心部を結ぶバスが発着する東京シティエアターミナル(東京・中央)と、東京・丸の内との間(約3キロメートル)を自動運転タクシーで走行、バスとタクシーはスマートフォンを使い一括で予約できるようにする仕組みです。

実験では、自動運転システムやセンサーを搭載し、車線変更や右左折、停車などの操作を自動でする、ZMPが開発したミニバン2台を使用、この車両を日の丸交通と日本交通がタクシーとして運行します。乗務員が同乗しますが、運転自体はシステムに任せる形となります。
この実験を通し、自動運転タクシーを既存の別の交通インフラと組み合わせて活用できることを実証し、観光客の効率的な輸送やドライバーの人手不足解消を目指すとのことです。