東南アジア諸国の中でも、文化・経済・観光の面において最もポテンシャルの高い国、ベトナム。
コロナ禍においては現在第4波で混乱中ではありますが、最近まで防疫体制が整っており、訪日インバウンド再開時に最も注目すべき国として期待を集めている国でもあります。

そんなベトナム現地にて、旅行会社の関係者たちを「オフライン」で招聘し、日本の茨城県と「オンライン」で繋いて開催された、「茨城県オンラインセミナー」の様子をレポートいたします。

<茨城県オンラインセミナー>実施概要
開催日時：
2021年3月8日(月)
開催場所：
Orchid Hotel Saigon(ベトナム・ホーチミン市) / 茨城県(オンライン)
参加者：
ホーチミン所在の旅行会社15社
Viettravel、Hoan MY、Newsky Travel、Intertour、OSC First Holidays
Dana Inter、Topten Travel、Hoa Binh、VJ LINKS、Tugo、HIS SONG HAN
JV ASIA、Fiditour Vietluxtour、UNIVIET TRAVEL、Le Phong TRAVEL
(順不動)
主催：
茨城県
企画・進行：
グローバル・デイリー

当日は第3波が終息した直ぐの時期で、会場は徹底したコロナ対策を施し参加者を迎える万全の準備を整えました。
国際旅行が逆風の中で、旅行会社の方が集まるかという不安もありましたが、無事に15社が集まり開催することが出来ました。

茨城県担当の方のオンラインでの挨拶から始まったセミナーは、現地会場で事前に準備した茨城県の観光説明会をはじめ、クイズ大会や質疑応答の時間を設ける形で実施されました。

アフターコロナの兆しはまだ不透明で、アウトバウンドの未来が見えない中でも、参加したベトナム現地の旅行各社の熱意漂う会場では、オンラインを介して茨城県との様々な情報共有が行われました。

思った以上に日本や茨城県への関心度が高く、コロナという共通の課題を持つ今だからこそ、今後への期待や、訪日旅行の変化に対応するためのアイディアなど様々な意見が活発に飛び交い盛り上がりを見せたセミナーとなりました。

「非対面、オンライン、ニューノーマル」など、コミュニケーションにおける制約が不可欠なコロナ禍の状況の中でも「オン・オフラインのハイブリッド」といった方法で、できる限りポジティブな意味での「密」な交流を行うことができた今回のベトナム現地と茨城県を繋ぐセミナー。

訪日旅行復活に備えるアクションとして、「今できる方法」を最大限に活用し、現地の旅行会社との関係を深めつつ継続的な情報発信を行うことの重要性を今回のセミナーを通して改めて感じることができました。