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施設|潜在するインバウンド・ポテンシャルの発見と開拓:鈴鹿サーキット

施設|潜在するインバウンド・ポテンシャルの発見と開拓:鈴鹿サーキット

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▲Photo by JAPANKURU

訪日インバウンドの「資源」もしくは「コンテンツ」として、十二分のポテンシャルを秘めているけど、まだ光を浴びていない、眠れる森の美女?宝物?のようなスポットや施設が日本にはたくさんあります。
それには色々な理由がありますが、過去にはアクセスや受入れなどの課題を抱えているケースが多いほか、インバウンドより国内ニーズへの対応が優先されていた施設にとっては「果たしてこの観光コンテンツに外国人が興味を持ってくれるのか?」といった不確定要素が、インバウンド施策におけるチャンスロスとなっていました。

今日の事例は、「モータースポーツ施設」が持つグローバル性・アジアでの希少性と、日本ならではのエンターテインメントを融合し、潜在するインバウンド・ポテンシャルの発見と新しいニーズの開拓を試みる「鈴鹿サーキット」におけるインバウンドプロモーションを紹介したいと思います。

元々、香港・台湾のインバウンド客が訪れていたという鈴鹿サーキットですが、より積極的なプロモーションを通してさらなる認知拡大を目指しつつ、メインターゲットとなる中国およびグローバルPRを図るために、多言語ソリューション「JAPANKURU」の動画コンテンツをはじめ、在留の中国人コミュニティやパワーブロガーによる体験・意見交換、そして現地の有力ウェブサイトでの紹介、プレスリリースなど広範囲にわたるインバウンドプロモーションを実施しました。

事例≫
モータースポーツ・テーマパーク「鈴鹿サーキット」のインバウンドPR

課題≫
訪日外国人、特に中国/香港/台湾人にとって、鈴鹿サーキットが「子供から大人まで楽しめるテーマパーク」という認知がされていないこと

ソリューション≫
①Global 
 ・外国人クリエイターによる「JAPANKURU」の体験取材
 ・家族旅行をコンセプトにPR動画を制作、japankuru.comおよびJAPANKURUのSNSアカウントにて記事・動画配信
 ・台湾・香港・韓国の情報メディアにて転載・拡散

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②中国
 ・在留中国人コミュニティ「東京新青年」を体験招聘、モニター調査および意見交換会、記事・動画・SNSにて配信
 ・中国最大の女性ポータルサイト「OnlyLady:日本館」にブランドページを掲載、バナー掲載、公式Weibo投稿・リリース
 ・メディアリリース20社にて転載、拡散

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③台湾・香港
 ・台湾の旅行サイト「旅行バー(Travel98)」および同facebookアカウントにて参加型イベント実施
 ・台湾の有名ママブロガー「青青小熊」家族を招聘、体験記事を配信

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F1をはじめとするモータースポーツ競技が行われる「サーキット」は、アジア圏にはその数が少なく、競技の時以外は一般観光で訪れる要因もあまりないスポットですが、日本で本格的な国際レーシングコースを設けており、F1を身近に感じることができる、モータースポーツを活用した遊園地「モートピア」や、レストラン、宿泊施設も併設している「鈴鹿サーキット」は、訪日外国人、特に車好きのファミリー層向けに最高の満足を与えることができる「アミューズメントパーク」としてのポテンシャルを活かし、インバウンド戦略を強化している良い事例のひとつです。

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