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グローバルニュース

ホテルに泊らない、訪日外国人 どこにいるの?

訪日外国人が増加するにつれ、ホテルへの宿泊数も同じく増加していると思われているが、実際は、正比例されていないようである。それでは、ホテル以外に、訪日外国人はどこで宿泊しているのだろうか。その答えは、24時間営業のマンガ喫茶店や、空港、友人の家、ラブホテル、夜行バスなど、無料か安い施設だ。日本のホテルは狭くて高いから、旅費を節約するため、費用がかからないところか安く泊れる施設を選ぶ特に、関西国際空港では24時間の休憩室があり、ブランケットも借りられることから、そこで朝まで泊まる観光客が多くいるそうだ。

また、24時間の温泉施設を利用する人も多い。新宿にある温泉施設「テルマー湯」は、前年と比べると、訪日外国人が10%~15%増えているそうだ。そのほか、夜行バスを利用して移動と宿泊をかねて旅行する人も増加しており、WILLER EXPRESS JAPANによると、2016年にウェブで予約する外国人観光客は約14万人で、前年に比べ4割高くなっている。

旅行のスタイルが、団体旅行からFITやバックパーカーへと変化し、旅行者の年齢層も若くなっているため、従来とは違い、宿泊代は、旅行でコストかける項目ではなくなっているようだ。宿泊の質よりも、旅費を節約して他のところに使ったほうがいいと思う人が増加しつつある中、ホテル業界がどのような衝撃を受けるかに、今後は注目すべきだと筆者は思っている。