外国人を誘客する事例 老舗商店街の素晴らしい「仕掛け」
最近、大阪ミナミの中心地からほど近くある、千日前道具屋筋商店街はだんだんと外国人に注目を浴びてきている。大阪商工会議所に主催した、昨年度のインバウンド消費を盛り上げた、「活力グランプリ」に千日前道具屋筋商店街が選ばれた。
訪日外国人を誘客するため、千日前道具屋筋商店街は下記のインフラを整備している。
外国語対応のため、同時通訳アプリ、外国語版HPなどを用意する
免税アプリを開発する
無料WIFIを提供する
どう見ても、一般的なインフラ整備なのではないか、と読者は思うかもしれない。実は、この商店街はインバウンド市場を把握することへの、特別な仕掛けを作っている。
訪日外国人の休日に合わせ、店舗は打ち出しを調整
具体的に、ある和食器店は外国人の休日を予測し、それによって取り扱い商品、内装や外装を変えている。例えば、中国人が多くなると予測した場合は、中国人が好きそうな「金」を使用した商品の数を増やす。また、ヨーロッパ人の場合は、イタリアやフランスの国旗のカラーをモチーフにした商品を仕入れたりしている。
「体験型観光」を作る
今、訪日外国人に流行りつつある「体験型観光」に合わせ体験ができるサービスを開発しているお店もある。例えば、観光客を誘客するための体験で、食品サンプルを作り、チョークアート体験などの「モノづくり体験」を開始している。
「どうやって外国人観光客を誘客するのか」と悩んでいる日本の企業は多いだろう、と筆者は思っている。老舗商店街を参考してみてはいかがでしょうか。
参考:東洋経済「訪日客が殺到!老舗商店街のスゴい仕掛け」http://toyokeizai.net/articles/-/105945
編集者:オスカー チャウ