国慶節連休間近、スマホでの訪日ビザ申請が急増
中国の国慶節(中華人民共和国成立記念日、10月1日)大型連休に向けた旅行予約時期を迎え、オンラインでの訪日旅行ビザ申請者数が急増しています。
訪日中国人旅行客は、今年に入り初の単月100万人を超えるなど好調で、中国人の人気海外旅行先ランキングでも日本は常にトップ圏にランクしています。しかしながら、訪日ビザの申請書は「20項目以上もある上、訂正不可で、記入ミスがあれば一からやり直さなければならない」と不満の声が多くありました。
このような状況に対し、外務省は今年初頭、オンラインでのビザ申請受け付け業務を進めるに当たり、2020年4月から紙のビザを廃止し、クラウド上でのデータ管理による「電子ビザ」へ切り替えると発表しました。ビザ申請手続きの利便性向上における政策も進み、北京の日本大使館領事部管轄地域に続き、上海総領事館管轄地域でも9月からオンライン訪日ビザ申請のテスト運用を開始しました。
ビザの電子化は、旅行客にとっては手続きの便宜性が格段に向上することに大きなメリットがあると同時に、身分証の自動認識などの機能によって、ミスが大幅に減り、管轄する領事館にとっても発給業務が効率よくなるので、中国以外のビザにおいても導入に拍車をかけています。
オンラインビザ申請開始ご初の効果は、国慶節シーズンを目前に既に現れている様子です。
中国のインターネット通販大手、アリババグループ(Alibaba Group)傘下の旅行サービスプラットフォーム「飛猪(フリギー、Fliggy)」のデータによると、ここ数週間、オンラインでのビザ申請者が急増しており、スマートフォンからビザ手続きを済ませる人が増え続けているとのこと。
この勢いのまま、電子ビザが導入されれば、申請にかかる時間が大幅に短縮され、訪日中国人観光客の増加をさらに後押しすることが期待されます。
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