
タイの「教育熱心な親」が、日本の子供用品に注目するワケ
JNTOによると2025年上半期(1月~6月)、日本を訪れるタイ人観光客は68万人を超え、増加傾向にあります。この追い風の中、新たなインバウンド消費の牽引役として「タイの子供関連市場」に大きな期待が寄せられています。dailynewsによると、タイでは少子化が進行する一方で、ベビー・子供関連市場は50億バーツ(約232億円)規模に達し、成長を続けています。この背景には、教育熱心で購買力の高いのミレニアル世代の親の存在があります。彼らは子どもの教育に投資を惜しまず、「価格」よりも「品質」を重視する傾向が顕著です。日本製は安全であるという認識の高さから、訪日旅行中の子ども関連グッズへの買い物で数千円から一万円以上を1度で費やすことも珍しくありません。そのほか、特に学習関連商品への関心が高いのが特徴となっています。
【タイでベビー・子ども関連商品の市場は依然として堅調に成長している理由】
①タイのY世代の親たちは子育てに惜しみなくお金を使い、現代の親たちは教育への投資を重視しており、特に学習関連商品の需要が高い。
②現代の親たちは「価格」よりも「品質」を重視。
③「まとめ買い」よりも「こまめに購入する」スタイルが主流。
国際連合が定めるSDGs目標4「質の高い教育」の達成を維持する方針でもあり、タイの教育市場で注目されているキーワードが、「STEM教育」と「知育玩具」です。都市部を中心に学力重視・早期教育の志向が高まっています。その結果、プログラミング教材やロボット、思考力を育むボードゲームといった「遊びながら学べる商品」の需要が高まっています。
このトレンドは、品質や安全性、そして教育的付加価値を強みとする日本の子供向けブランドにとって、ビジネスチャンスであることを意味します。「Made in Japan」への信頼は厚く、タイの親たちが求めるニーズに合致しているのです。
今後、訪日タイ人観光客の増加に伴い、特にファミリー層が日本の小売市場で重要な存在となりえるでしょう。日本旅行の目的の一つとして、自国では手に入らない高品質な知育玩具や子供服、ベビー用品を買い求める動きが一層活発化するとみられています。日本の誇る高品質で教育的価値の高い商品をアピールしていくことが、インバウンド市場のさらなる活性化に繋がる鍵となるでしょう。
このコラムを書いた人

グローバル・デイリー / 広報部
媒体部兼進行部の経験を経て、海外のプロモーション会社や出版社とのパートナーシップを築いてきた。各国のトレンドや需要を抑えながら、企業のニーズに沿ったインバウンドプロモーションについて長年にわたり従事。
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