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2017年1月の訪日外国人客数が299万人に!

観光庁は15日、2017年1月に日本を訪れた外国人旅行者が前年同月比24%増の推計229万5700人だったと発表した。
過去最多だった昨年7月の229万6451人に並ぶ水準である。
背景には旧正月に伴う大型連休で、中国を初めとした台湾・香港の訪日が好調だったためと見られる。

今年の旧正月休暇を利用し海外旅行をした中国人の数は、615万人で過去最高になったと中国国家観光は発表している。
海外旅行の行き先は世界172ヶ国にわたり、消費は総額で推定143億ドル(約1.6兆円)と見積もられている。
行き先別では日本が2位にランクインしており、体験型の観光が人気だったという。
新華社によれば、最近の日本旅行では、民家での宿泊や盆栽鑑賞、温泉に浸かるサルの見学など、
ローカルで特徴あるものが選ばれているという。

「爆買い」がトレンドだった2015年までと違い、中国人観光客が求めるのはモノよりも体験にシフトし、
その行き先も多様化している。
台湾や香港も体験型観光を求めて訪日する人が多く、東京のみならず地方でのローカル体験を求め始めている。
日本政府が地域活性化を目指していることもあり、こうした訪日外国人のトレンドをつかんだインバウンド施策を地方自治体が取り組むことで、地域の活性化が促進されるだろうと筆者は思う。

編集者:小池 泰史