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中国政府が徹底的にVPNを取り締まる その影響とは?

中国政府は1月23日から「VPN」(バーチャル・プライベート・ネットワーク)」を徹底的に取り締まると発表した。「VPN」はインターネットの技術であり、利用すると、海外のサイトへのアクセスが禁止される中国でもアクセスできるようになる。「VPN」は中国で禁止されているが、海外の情報を手に入れるために、「VPN」を違法に利用する人や企業がかなり多い。以前、中国政府は何度も「VPN」を厳しく取り締まったことがあるが、今回は一番厳しい取り締まりだと中国の各新聞は取り上げている。

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香港新聞「大紀元時代」によると、中国では「VPN」のユーザーは1.4億人もおり、ショッピングをし、映像を見る人は全体の20%を占めている。「VPN」を通して海外のSNSにアクセスする人は7,500万人もいる。「VPN」を使わないと、中国人のみならず、海外支社とWeb会議するなどもできなくなる。中国に進出している外資企業に大きな影響を与える可能性が高い。ただし、「VPN」のユーザーは決まっていないIPを利用しているため、中国政府は簡単に追跡できない。完全に「VPN」を取り締まることができないはずだ、と疑問を持つ中国人が多いようだ。

海外のSNSにアクセスするのが難しくなるため、中国人が日本の情報を得る方法も変わると予想できる。「VPN」規制はどこまで実施されられるのがまだ分からないが、今後、「VPN」規制に対して中国政府と中国人の動きに注意しなければならいだろう。

編集者:オスカー チャウ