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ムスリムを日本に呼び込む施策とは?!

インドネシア・マレーシアからの訪日外客数推移では、イスラム国の急速な経済成長や観光立国宣言等のため、日本へ観光に訪れるムスリムは、1990年で99万人から2012年で232万人と急増している。
そんななか、外国人に人気の浅草がある東京都台東区は2020年の東京五輪・パラリンピックを控えていることもあり、訪日ムスリム誘致に力を入れている。
たとえば、外国人の宿泊客が多い首都圏ホテルのコンシェルジュを、イスラム教の戒律に沿ったハラール食を出す区内の飲食店に招く試みをしている。ムスリム人口が多いインドネシア語で区の公式フェイスブックも立ち上げる予定だ。
訪日ムスリムで困る事の一つに豚や酒、血などを食べることが禁止されているという食事の問題がある。イスラム法において合法なものの事をハラールというのだが、禁止食に対応していることなどをハラール対応という。
観光客がハラール対応のレストランを探す場合、まず頼るのがホテルや観光案内所のコンシェルジュだ。たとえば、浅草のJapankuru concierge deskでは、英語・中国語・韓国語などの多言語で様々な飲食店の情報も提供している。ハラール対応店をスムーズに案内するシステム作りが、今後のムスリムの訪日に繋がるとみている。
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編集者:藤田奈々