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10月のドラッグストアのインバウンド消費、前年同期比で21%減少


▲Photo by JAPANKURU

最近、訪日客数の減少に伴い、その影響がインバウンド消費の主要マーケットのひとつである「ドラッグストア」の消費にも響いていることが明らかになりました。

全国のドラッグストアのPOSデータを基に、インバウンド消費動向調査を発表している「トゥルーデータ社(東京都港区)」の調査によると、10月の全国ドラッグストアの1店舗当たりのインバウンド商品金額は、前年同月比で21.1%減少しており、1店舗当たりの購買件数は20.7%減、1レシート当たりの購買単価は0.5%減となりました。

JNTOが発表した10月の訪日外国人数は、韓国人客が大幅減少した影響で5.5%減となっており、訪日客数の減少がドラッグストアの消費にも影響を与えているものとみられます。

また、「爆買い」のキーワードでインバウンド消費のメインとされていた訪日中国人の消費も、個人ブローカーによる代理購入を規制する「中国EC(電子商務)法」の施行などを受け、購買件数が減少していると考えられます。

ちなみに、インバウンド消費で売り上げ個数が多かったのは、ディーエイチシーの「DHC薬用リップクリーム」、花王の「潤浸保湿フェイスクリーム」、江崎グリコの「ポップキャン」などで、引き続き化粧品や薬、菓子が上位を占めています。