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ビックカメラ9~11月の純利益、過去最高 訪日客向け伸びる

家電量販店大手のビックカメラが13日発表した2015年9~11月期の連結決算は、純利益が前年同期比48%増の20億円だった。9~11月期として過去最高を更新した。アジアからの訪日外国人客向けに調理家電や理美容家電、時計や医薬品などの販売が伸びた。免税品売上高は前年同期の2倍に膨らんだ。

売上高は1803億円と2%減った。カメラやパソコン、スマートフォンなどデジタル機器の販売が低迷した。訪日客などによく売れた家電製品は増収となり、全体を下支えした。売上高に占める免税品の比率は11%強と、15年8月期(9%)から上昇した。

家電製品はデジタル機器に比べ総じて採算が良い。このため減収となった一方で、売上高総利益率(粗利率)は26.9%と0.7ポイント上がった。

仕入れコストが安いプライベートブランド(PB=自主企画)の販売拡大も粗利率上昇に貢献した。PBは家電製品や小物類などを扱っており、売上高は前年同期の1.5倍に伸びた。

16年8月期の通期業績は、従来予想を据え置いた。売上高は前期比3%増の8200億円、純利益は73%増の118億円を見込む。