Inbound News 2019.03.13 1位は「東京駅」海外からの山手線駅名検索ランキング
株式会社インフォキュービック・ジャパンは、2019年3月8日「山手線各駅名の海外におけるGoogle英語検索数に関する調査」を実施しその結果を発表しました。
調査は、2018年1月1日から12月31日の1年間、Google社のツール「キーワードプランナー」をもとに算出された、16地域(※)における英語での検索数を基にデータを分析したということ。
検索数が一番多かったのは「東京駅」で、新宿駅、品川駅、渋谷駅、上野駅と続区順位となりました。逆に検索が少なかったのは、2020年暫定開業予定の「高輪ゲートウェイ駅」や目白駅、田端駅、駒込駅、大崎駅の順でした。
実際の乗降者数でみると「新宿駅」が778,618名と最も多いですが、これは山手線以外の路線も含まれる数ではありますが、外国人の利用が多くインバウンド観光スポットが多数含まれる「山手線」の検索順位ということで見ると、新宿など特定スポットの検索より乗換駅・ターミナル駅を知るための検索が多いよう思えます。
ということで、訪日観光客のゲートウェイである関東の2大空港(成田・羽田)につながる山手線の主要駅で比較してみたところ、約700回の差で「日暮里駅」と「上野駅」が「品川駅」を上回る結果となりました。空港から都心に向かう人々の流れは、同じ山の手線の駅の中でも上位に位置するのがわかります
おもしろいのは、日暮里駅が上野駅の約2倍の検索数でランクインしたことと、東京モノレールの「浜松町駅(12位/640)」を羽田空港にプラスすると、3,790(成田) VS 3,690(羽田)と、互角になるということ。これは、今回0件で最下位だった2020年以降の新駅(高輪ゲートウェイ駅)が羽田空港直結になる予定なので、逆転を期待してみましょう(笑)。
訪日外国人にとって、東京の代表路線と認識されている「山手線」ですが、こういった統計を覗いてみると意外なインバウンド戦略のヒントが見つかったりするものですね。
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