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【タイ】タイの観光業は衰退?ドラマ「ホワイト・ロータス」の流行はアジア人観光客を呼び戻すことには失敗したが、欧米は?

 

Bangkok Business Media

タイの複数の治安問題により、アジアからの観光客は継続的に減少しており、タイ観光業は深刻な不況に陥っています。ただし、HBOの人気ドラマシリーズ『ホワイト・ロータス』の最新シーズンは、一定数の西洋人観光客を魅了しています。

タイの観光業は依然として低迷しています。サムイ島で撮影された『ホワイト・ロータス』の最新シーズンが西洋人観光客の誘致に貢献しましたが、近隣諸国からの観光客の大幅な減少を相殺するには十分ではありませんでした。

政府のデータによりますと、タイへの入国者数は5月に4か月連続で減少し、14%減のわずか260万人となりました。これは、2021年の新型コロナウイルス感染症のパンデミック中に国境が閉鎖されて以来、最も長い連続減少となっています。

他のアジア諸国からの観光客の減少が最も大きく、2024年の同時期と比較して、年初から5月までにタイを訪れたアジア地域からの観光客数は約11%減少しました。

タイにとって観光は主要な収入源であり、国庫収入の12%を占めています。国内の治安上の懸念や、ミャンマー国境付近に犯罪組織が拠点を置いているという懸念も相まって、中国人はタイを訪れることをためらっている状況です。これは多くのタイ国民の間でも広く懸念されています。

さらに、3月の地震によるバンコクの高層ビルの崩壊やバーツ高騰もあって、着実に人気を高めている日本や中国とは対照的に、タイの観光地の人気は下がってきています。

タイ観光協議会のラチャポン・プールサワット副会長は、タイが「自国の悪いイメージを真剣に受け止めていない」ために、多くの観光客をアジアの競合国に奪われていると述べました。そして、タイの観光産業は「回復力はあるが、ダメージの回復には何ヶ月もかかる可能性がある」とも付け加えました。

1月に起きた中国人俳優・王星(ワン・シン)氏の誘拐事件により、タイを訪れる中国人観光客は33%減少しました。この誘拐事件のニュースが中国本土のソーシャルメディアで急速に広まったことを受け、中国人観光客は日本やシンガポールといった、より安全な近隣諸国へと流れていきました。

チャイナ・トレーディング・デスクのデータによりますと、中国人観光客が6月から8月の間にタイ行きの航空券を予約した数は、昨年に比べて15%減少。また、約140軒のホテルを対象とした調査では、中国人観光客の減少がホテル予約率にも影響を与えていることがさらに明らかになりました。タイのホテル稼働率は5月に4月の63%からわずか52%に低下しました。ホテルは顧客獲得競争のため、第2四半期に宿泊料金の値下げを開始すると予想されています。そして、中国に加えて、通常は中国に次いで2番目に多いマレーシアからの観光客も、同時期に17%以上減少しました。同様に、香港、英国、オーストラリアも、安全上の懸念や地震の懸念を理由に渡航警告を発令しています。

タイではすでに、コールセンターのギャング集団や王星誘拐事件の容疑者への対処が始まっており、中国以外の市場への拡大など、将来の観光客にさらなる安心感を与えるための対策が求められています。これらすべては、国内観光客数が年間目標の3,900万人(観光収入680億ドル相当)に達しないのではないかという懸念の中で行われています。

一方、サムイ島とプーケットで撮影された『ホワイト・ロータス』シーズン3は、欧米から多くの観光客を魅了しています。今年初めから5月にかけて、タイを訪れたアメリカ人観光客は昨年比で12%増加し、ヨーロッパからの観光客は18%以上増加しました。しかし、ドラマ『ホワイト・ロータス』の人気は、アジアからの観光客をタイに呼び戻すことには失敗しています。タイホテル協会のティエンプラシット・チャイパトラナン会長は、タイでは「多くの悪いニュースが報道され、観光客が自分たちの安全を心配している」と述べ、政府に対し、問題を解決し、観光客の信頼を築くために直ちに行動を起こすよう求めました。

 


原文をもとに当社で要約・翻訳・編集しています。