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【PR後日談】富士吉田市×ICHIBAN JAPAN:フランス人目線で伝える「富士の街体験」コンテンツづくり

【PR後日談】富士吉田市×ICHIBAN JAPAN:フランス人目線で伝える「富士の街体験」コンテンツづくり

富士山に限りなく近いまち。富士山を市内の至るところから見ることができるまち、「富士吉田市」。
コロナが猛威を振るっている中、日本のシンボルの麓に佇むこのまちの魅力を、姉妹都市である「シャモニー・モンブラン市」がある国・フランスの日本ファンへ発信するためのプロモーションを実施しました。
発信のホストは、フランスで最も支持される日本情報インフルエンサーのひとりである、「ICHIBAN JAPAN」。
彼のリアルな旅行体験から生れた、「Ichiban Japanお勧め 2泊3日富士吉田市モデルコース」コンテンツの制作から配信、そして反響までのストーリーを、プロモーションを担当した御二方の振り返りを通してお伝えいたします。

≫ PR後日談 VOL. 02
・THEME:
富士吉田市×ICHIBAN JAPAN:フランス人目線で伝える「富士の街体験」コンテンツづくり
・TALK:
 
萱沼 俊光 様 -富士吉田市 企画部企画課 国際スポーツ大会 キャンプ地誘致推進室 室長


田邊 祥子(ホスト) -株式会社グローバル・デイリー

・DATE:2021.08.24
・PLACE:メールインタビュー

田邊(以下、Q):まず最初に、富士吉田市 企画部企画課 国際スポーツ大会 キャンプ地誘致推進室の紹介をお願いします。

萱沼 俊光(以下、A):
本室は、『ワールドラグビー女子セブンズシリーズ2018・2019北九州大会』でのフランス代表の事前合宿受入、『ラグビーワールドカップ2019™日本大会』でのフランス代表の事前・公認チームキャンプ受入や、『東京2020オリンピック競技大会』での7人制ラグビー女子フランス代表の事前合宿受入をはじめ、フランス共和国とのスポーツ・文化・教育・経済分野での交流や、日本代表強化合宿(男女7人制ラグビー、陸上競技短距離など)の受入を行ってきました。さらには、日本人オリンピアンとの交流やJOCパートナー都市としてのオリンピック・ムーブメントの推進など、大会後においても持続可能なレガシーの創出を図っています。

Q:今回、ICHIBAN JAPANを通したプロモーションを実施したきっかけについて教えてください。

A:
2019年にフランス・パリで開催された「JAPAN EXPO 2019」において、ホストタウン関連ブースで出展をした際に近くで長い行列を作っているブースがありました。そこで、ギヨーム・ジャマル 氏がサイン会をしていて、調べてみると日本の魅力をフランスに発信している有名な方ということを知ったのが最初のきっかけです。ホストタウン交流事業をフランスに向けて発信していくことを考えた際に、本大会を契機とするレガシーとして、インバウンド誘客につなげたいという点からも「ICHIBAN JAPAN」は希望を叶えていただけるコンテンツとして非常に魅力的だと思いました。

Q:そもそも、「フランス」をターゲットにした理由は?

A:
富士吉田市は、1978年10月に、フランス共和国のシャモニー・モンブラン市と姉妹都市提携を締結し、以来、現在まで節目の年に互いに公式訪問するなどして数々の交流を行ってきました。また、市民レベルでも、15年以上の相互交流の歴史がある「シャモニー民俗舞踊団・ロド」と「富士山火焔太鼓の会」による伝統芸能交流をはじめ、文化交流やスポーツ交流も活発にしている。こうしたことから、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、2021年6月フランス共和国を交流の相手国・地域とするホストタウンの登録決定を受け、フランス共和国とのスポーツ・文化・教育・経済分野での交流を加速させることになりました。

Q:今回実施されたプロモーションの感想をお聞かせください。

A:
動画を求める多くのフランス人は観光の要素が強い動画を求めている印象がありましたが、「ICHIBAN JAPAN」の視聴者は特に単なる観光ではなく、その背景にある歴史や文化、日本の日常の生活に興味がある方もたくさんいるということを気づかされました。本市には、富士山の麓ということもあり、富士山と共に歴史を刻んできたまちの背景があるといった点でも、非常に相性が良いと感じました。動画に登場する地域の生活を映し出す「学校」を取材したことも多くのフランス人の方が興味深く感じていただき反響がありました。動画の再生回数も日を追うごとに増加しています。

Q:現場で感じた「ギギ(ICHIBAN JAPAN)」の印象はいかがでしたでしょうか?

A:
取材現場では、自身が納得する良い作品を作るためには、時間と手間を惜しまない姿勢でプロフェッショナルという印象を受けました。そういったこだわりが詰め込まれている動画だからこそ多くの視聴者を惹きつけるのだと感じます。取材についても何にでも興味深く取り組んでいただけましたし、こちらからリクエストについても、構成に無理がない範囲で柔軟に対応いただき感謝しています。現場の取材は、新型コロナの影響もあり、スケジュールの変更もありましたがその際も快く応じていただき、朝早くから夜遅くまで、本市に滞在をしていただいたおかげで、色々な場所を時間をかけて取材いただくことができました。

Q:コンテンツ配信後に寄せられたコメントや反響を見て感じたことがあれば教えてください。

A:
日本に興味があるフランス人の方は、自身が体験を大切にしている印象を受けます。動画やSNS写真の投稿をみても、動画を参考にいつか富士吉田に行き、ギギさんと同じような経験がしたいというコメントも多くみられました。ギギさんが今回の旅で体験した異文化交流や地域住民の方と接することができる体験を一般の外国人観光客にも感じていただけると、本市での滞在がより思い出に残る旅になるのかなと思います。

Q:今回のコンテンツのテーマだった「Ichiban Japanお勧め 2泊3日富士吉田市モデルコース」の中で、意外と反響が良かった、もしくは今までと違う観点で改めて外国人にアピールすべきだと感じたスポットや体験はありましたでしょうか?

A:
視聴者の方は実際に自分も旅をしている気分で、街中でいきなり出会った人から話を聞いたり、食事や宿泊をした店の人との掛け合いがあったりと色々な体験をする部分に興味を持ってくれていました。新倉山浅間公園からの富士山の眺望は有名ですが、景色や観光スポットの紹介だけではなく、街を散策したりして、動画中に登場してくださった住民の方が魅力的でギギさんとのやりとりを介して本市の雰囲気をより深く知っていただける機会になったのかなと思います。

Q:コロナ禍の中、インバウンド市場が滞っていますが、訪日旅行地としての富士吉田市の現在の動きと、コロナ後に向けた取り組みなどがありましたらご紹介ください。

A:
本市では、『ラグビーワールドカップ2019™日本大会』と『東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会』を契機に、訪日外国人観光客の誘客を推進するため、国内外の関係機関の公式SNSを利用して、「富士吉田市ホストタウン交流事業」の取組や観光情報などを掲載し、海外メディア等を通じて本市の魅力を発信することにより、大会時はもとより継続的にインバウンドの誘客を推進してきています。『ラグビーワールドカップ2019™日本大会』においては、フランスのスポーツ旅行会社と連携し、多くのインバウンドを誘客することが出来たが、2020年以降は、コロナ渦の中による行動制限等により、インバウンド誘客は国内外の関係機関の公式SNSを利用しての魅力発信が主となっています。

Q:海外に情報発信をする上で最も重要なポイントはどういった点だとお考えでしょうか?

A:
海外に発信する上では、そのターゲットとする国と日本をつなぎ日頃から活躍されているキーマンとなる方に、まず自分たちのまちの魅力を知っていただきファンになってもらうことが大切だと感じます。その中で、自分たちでは当たり前に感じていたことが、インフルエンサーと呼ばれる方のフィルターを通じて発信していただくことで、何気ない日常が海外からの観光客にとっては、貴重な非日常の体験として何倍にも魅力的に感じとっていただけるものだと感じます。

Q:最後に、コロナ禍でも日本の魅力を守り続けるため頑張っている皆さんへ、メッセージを一言お願いします。

A:
新型コロナウイルスが世界的な拡大をみせている中、YouTubeやSNS等を通じて市の魅力を発信することは、コロナ収束を見据えた先への先行投資だと思います。自由に日本に来ることができない今だからこそ多くのフランス人は、将来、日本に来れた時のイメージを膨らませる為の情報を欲していると思います。新型コロナウイルスが収束した際には、以前より多くの海外からの観光客がお越しいただけるよう、明るい未来を信じて継続的に取り組んでいくことが重要だと考えています。

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