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中国|美容KOL「仇仇」を活用したメイク動画の制作・拡散

中国|美容KOL「仇仇」を活用したメイク動画の制作・拡散

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最近、日本のみならず全世界的な口コミプロモーションの主流となっている「インフルエンサー」ですが、中国では「KOL(Key Opinion Leader)」といって、「網紅(ワンホン)」と呼ばれるインターネットの有名人や、セレブリティ、有名芸能人などが消費行動に大きな影響力を与えています。
特に、訪日旅行や日本の商品、ブランドの消費においては、このようなKOLたちのレビューや情報発信が種となり、インバウンドの消費だけではなく、中国内での販売促進にも大きな効果を発揮し、どんなKOLをプロモーションに起用するかによって、売上が大きく左右することもあります。

今回の事例は、現在中国で人気急上昇中の美容KOL「仇仇(qiuqiu、チョウチョウ)」を活用した、コスメブランド「コスメデコルテ(COSME DECORTE)」のプロモーションを紹介いたします。

抜群のメイクアップセンスと、女優並みの美貌で「中国版のポニー」とも呼ばれる美容KOL「仇仇」は、世界の名立たる有名コスメブランドのアイテムを、おしゃれな手持ち写真を撮って配信するだけではなく、そのブランドのアイテムを使いひとつのメイクを完成するレビューを、その時期や特徴に合わせたテーマをもとにストーリー性のある動画コンテンツを作成し、彼女のWeiboアカウントを通し配信しています。

今回の「コスメデコルテ」のレビュー動画のテーマは
「初春少女メイク(清纯少女妆容+黛珂妆前乳评测 Fresh Spring Makeup)」というストーリー仕立てとなっており、ブランドイメージとシーズナリティをミックスさせた紹介動画となっています。

動画の配信とともに、彼女のWeibo 投稿はPV、閲覧数、いいね数が急増し、現在は13,800以上のPV、10,000以上のいいね、そして8,000件を超えるコメントが寄せられています。

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このような、人気の美容KOLがクリエイトしたテーマ性を持ったメイクアップ動画は、2次活用においても活用度が高く、今回の動画の場合「仇仇」の協力のもとコスメデコルテの販売店舗(限定)でも放映され、ウェブ・SNSなどオンラインのみならず、オフラインでも口コミを広げることができるプロモーションとして効果を期待しています。

日本のコスメブランドにおけるインバウンドは既に「クロスバウンド」の領域にシフトしており、中国内のオフィシャルチャネルの構築や現地KOLとタイアップしたマーケティング・PRを拡大することで、既存の微商(ウェイサン=ソーシャルバイヤー)中心のEC戦略から脱皮し、電商法の強化など、時代の変化に対応する動きをとっています。
今後、訪日ショッピングの需要は「帰国後消費」のきっかけとなり、ECプラットフォームを通したクロスバウンド化によって、中国のみならず世界各国で日本商品の消費ステージを広げていくことでしょう。

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