タクシーが無料になる?AI技術を利用した広告で、新サービス開始。
香港タクシーの初乗り運賃は、わずか330円。さらに、香港は面積が小さく、目的地まで近いため、最終的な料金も高くない。また、香港では従来より「2割引きタクシー」というサービスがあり、電話で予約すれば料金は2割引になるそう。現在、香港では色々なタクシーアプリで予約することができ、またアプリによってさまざまな割引がある。資料(参考:消費者委員會)によると、タクシーの乗客数は1日約93万人。香港のガソリン代が高く、タクシーの料金は自分で運転するより安いので、毎日タクシーで通勤する人も珍しくない。それに加え、香港人は夜遊びが好きなので、タクシーというのは香港人にとって、日常生活の一部にある。
日本のタクシー運賃は高いので、外国人観光客はタクシー利用に消極的な人もいるようだ。
先日、香港の旅行サイトで、ある日本企業が来年サービス開始する予定の運賃無料配車サービス「nommoc(ノモック)」について取り上げました。ネットには「本当に無料だったら、乗ってみたい」というユーザーの声がたくさんあった。
この「移動を無料にするサービス」は2019年3月に福岡県天神市で8台試験運転を開始し、2020年以降に順次主要都市への拡大や海外都市での展開していく予定だという。アプリを立ち上げたら、スマホで配車し、無料で乗ることができる。AI(人工知能)技術を組み合わせて、事前に登録した個人情報やアンケート調査から、目的地につくまでの車中ディスプレイで、ユーザーをターゲットとするお店や商品などの情報を提供。ユーザーは、この広告を見るだけで行きたい場所へ無料で行くことができる。
また、AIはユーザーの行動パターンと嗜好を学習していくこともできる。利用を重ねるごとに、(予測して)先回りして近くにスタンバイしたり、おすすめの行先や今まさに欲しい情報を表示したり、というように進化することもできる。将来、AI技術と広告を組み合わせた新しい体験を私たちに届けてくれるかもしれない。