訪日韓国人観光客、44%も急増!その理由は・・・
インバウンドへの関心が高まっている日本では、外国人観光客の誘致に積極的に取り組んでいる。
その中で、訪日韓国人観光客の急増は注目すべき現象であり、原因と背景を探ってみた。
<ニュース抜粋>
先月日本を訪問した韓国人観光客数が、前年同期比44.1%も増えた。韓国人観光客の増加に伴い、先月の訪日外国人観光客は過去最大となったと、日本観光庁が16日発表した。
日本観光庁によると、夏休みを迎えて来日したり、花火や夏祭りなど日本の独特な文化に触れる体験をしたがる外国人観光客が増えたとみられる。
また、韓国から日本行きの格安航空会社(LCC)の便数が増えたうえ、韓国人観光客が高高度防衛ミサイル(THAAD)葛藤の影響で中国より日本を好む傾向があるからであると判断した。
また、発表によると、夏季休暇シーズンである7月に日本を訪問した韓国人観光客数は64万4000人で、中国(78万800人・前年同期比6.8%増)に次いで、2番目に多い。
続いて3位は台湾(44万6000人)、4位は香港(23万4600人)の順となった。
韓国人観光客の急増を受け、日本を訪問した外国人観光客数は過去最多の268万1500人となった。これは前年同月比16.8%増である。
1~7月累計外国人観光客数も前年同期比17.3%増の1643万8800人。このペースが続けば、今年は昨年1年間の2403万9000人を上回ると見込まれている。
観光庁は、「外国人観光客が順調に増え続けている」とし、「2020年までに年間訪日観光客数4000万人を達成に向け、再訪問者数を増やすことに注力する」と伝えた。
再訪問者数を増やしていくために、官民ともどんな取り組みが出てくるのか、今後の楽しみで期待をしたいと思う。