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台湾|映画「スラムダンク」のロケ地では観光客が殺到し、収拾がつかなくなっている。鎌倉市はAIカメラを使って観光客の流れを分析

人気アニメの聖地として知られる日本・鎌倉では、世界中から訪れる観光客の急増を背景に、地域住民の生活や安全への影響が課題となっています。こうした中、鎌倉市はAIカメラを活用し、観光と地域の共存に向けた新たな対策に乗り出しました。

 

台湾の科技・産業系メディアTechNewsによると、神奈川県鎌倉市は、スラムダンクの聖地である踏切を訪れる観光客による長年の問題に対応するため、2025年12月中旬にAI監視実験を開始しました。踏切周辺に12台のスマートカメラを設置し、人の流れに関するリアルタイムの統計情報を収集し、混雑状況を公式サイトで公開しています。観光客が自主的に訪問時間を調整するとともに、当局による違反行為の詳細な分析や警備体制の改善に協力することが期待されています。

巡礼ブームが観光による汚染をもたらしています

江ノ島電鉄鎌倉高校前駅横の踏切は、アニメ「スラムダンク」のオープニングシーンを非常に忠実に再現していることから、長年にわたり世界中のファンを魅了してきました。ピーク時には混雑が激しく、観光客が写真撮影のために車線を塞いだり、私有地に不法侵入したり、違法駐車をしたりといった問題が頻繁に発生しています。2025年8月、踏切付近で自転車が絡む交通事故が発生したことを受け、当局は対応を加速させました。同年9月、市は踏切横の公園内に撮影専用ゾーンを設置し、多言語でルール遵守を案内するスタッフを配置しました。12月には、当局はさらに12台のAIカメラを設置し、データ収集実験を正式に開始しました。

AIを活用したリアルタイムの歩行者通行量統計情報です。3分ごとに動画が更新されます。

これらのAIカメラは、3分ごとにシーンのぼかし画像を更新し、専用ウェブサイトkamakura-live.jpで映像を公開しています。AIシステムはカメラが捉えた人数を自動的に検出し、混雑度をグラフに変換することで、観光客が訪れる前に状況を把握し、ピーク時間を積極的に避けることができるようにしています。20代の地元住民は、警備員だけに頼るだけでは時間帯によって変化する人の流れを包括的に管理するには不十分であり、カメラ監視の方がより効果的な方法だと述べています。鎌倉市は2026年1月、AIカメラが24時間365日稼働していることを観光客に知らせるため、日本語、英語、中国語、韓国語で書かれた観光案内板も設置しました。

(出典:kamakura-live.jp

次のステップは、違反行為を分析し、セキュリティ対策の展開を最適化することです。

鎌倉市は、これらのカメラで収集した映像データをさらに活用し、私有地への不法侵入や違法駐車など、観光客による危険な行動パターンを分析する計画です。分析結果は、今後の警備体制や対策の改善に役立てられます。この実験は2026年2月末まで継続され、データ分析は3月に実施される予定です。当局は、観光振興と住民の生活の質の維持とのバランスを取りながら、技術と人材を組み合わせることで、世界的に有名なこの観光地に徐々に秩序を取り戻していくことを目指しています。


引用元TechNews(2026年4月5日配信)
※原文は台湾のニュースをもとに当社で要約・翻訳したものです。