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グローバルニュース中国

中国|「中国人観光客が激減!」日本在住の中国人ガイドが語る現地の観光状況:大型ツアーはほぼ全てキャンセル、ホテルや民泊にも打撃

瀟湘晨報

ここ最近、日本にいる多くの中国人ネットユーザーが短い動画を投稿し、「最近、日本に来る中国人観光客が明らかに減っている」と伝えています。
11月25日、瀟湘晨報の記者は日本でガイドとして働く王さんに取材しました。王さんは元々日本に留学していましたが、旅行業への強い思いから、2018年からガイドの仕事を始め、主に東京・大阪・京都・奈良などを案内してきました。

王さんによると、現在はまさに紅葉の最盛期ですが、これまで当たり前だった大型の中国人団体ツアーはほとんど全てキャンセルされているということです。
一部の人気観光地では中国人観光客が明らかに減っており、街中で中国語を耳にする機会も以前と比べて大幅に減ったと話しています。その影響で、中国人団体客に大きく依存していた現地のホテルや民泊施設はかなりの打撃を受けているといいます。

王さんは、業界の人同士で現状についてよく情報交換をしていますが、すでに転職を考え始めている人も少なくないと語っています。かつて観光業が最盛期だった頃、多くの同業者は「十分稼いだから、しばらく休もう」という状態になっていましたが、今は別の意味で「休息状態」に入っているということです。
王さん自身も多くの同業者と同様に、一時的にツアーガイドの仕事を休止し、「小さな長期休暇」に入ったといいます。
以前は観光客を連れて観光地を駆け回っていましたが、今は一人で出かけて、静かに紅葉を楽しむようになったと話しています。

記者が短動画プラットフォームを調べたところ、
「最近は日本に旅行に来る中国人が明らかに減ったと実感している」
と語る在日中国人ユーザーの投稿が多数見られました。

極目新聞の報道によりますと、「航班管家(フライト・マネージャー)」のDASTがまとめた最新データでは、11月24日10時時点で、すでに12路線の中日間の航空路線で全便が運航取りやめとなっているということです。
これに先立ち、中国国内の複数の航空会社が相次いで「日本関連路線の航空券特別取り扱いに関するお知らせ」を発表していました。

同じくDASTのモニタリングデータによると、今後1週間の日本行き予定便のうち、11月27日の欠航率は21.6%に達し、過去1か月で最も高い水準となる見込みだとされています。
欠航率が特に高い路線としては、

  • 天津浜海国際空港-関西国際空港(65.0%)

  • 南京禄口国際空港-関西国際空港(59.4%)

  • 広州白雲国際空港-関西国際空港(31.3%)

  • 上海浦東国際空港-関西国際空港(30.1%)
    などが挙げられています。

11月14日には、中国外交部が渡航注意喚起を発表しました。
内容としては、

  • 今年に入ってから、日本の治安情勢は不安定であり、中国人を標的とした違法犯罪事件が多発していること

  • 在日中国人が襲撃される事件が複数発生し、一部は今なお未解決であること

  • 日本における中国人の安全環境が継続的に悪化していること
    などを指摘したうえで、

日本の指導者が最近、台湾問題に関しあからさまな挑発的発言を行い、中日間の人的往来の雰囲気を著しく悪化させ、在日中国人の人身と生命の安全に重大なリスクをもたらしている

と強い表現で非難しています。

11月16日には、中国の文化和旅游部(文化・観光省に相当)が正式に通知を出し、中国人観光客に対し「当面、日本への旅行を控えるよう」厳重に呼びかけました。
すでに日本を旅行中の中国人観光客に対しては、

  • 現地の治安情勢を注意深く見守ること

  • 安全防犯意識を高め、自らの安全確保を強化すること

  • 緊急事態が発生した場合には、速やかに現地警察に通報し、在日中国公館に連絡を取って支援を求めること
    などを求めています。


中国人観光客が紅葉シーズンにもかかわらず減少し、中国団体客に依存していたホテルや民泊、現地ガイドは大きな打撃を受けています。中日間の一部路線では欠航が出ており、今後1週間の日本行きフライトの欠航率にも影響が出るものと考えられます。
背景には、中国外交部や文化和旅游部による「当面は日本旅行を控えるように」との渡航自粛・安全警告があり、日本を巡る治安・政治リスクが強調されている状況です。

 

【出展元】 瀟湘晨報

(2025年11月25日配信)
原文をもとに当社で要約・翻訳・編集しています。