【フランス】長年不可欠だったWikipedia、AIに負けつつある
これは時代の兆候となります。長年オンライン情報検索の定番となっていました参加型百科事典ウィキペディアも 、今や人工知能(AI)の猛攻に押されつつあります。親会社ウィキメディアが10月17日に発表したレポートによると、月間150億アクセスを誇る同サイトのトラフィックは、2024年の同時期と比較して、2025年3月から8月の間に8%も急激に減少しています。
その原因はなんでしょうか。 生成型AIの台頭です。生成型AIは、必ずしも引用元を明示することなく、様々な情報源を集約することでインターネットユーザーの質問に答えることができます。「検索エンジンは、私たちのようなサイトにリンクするのではなく、多くの場合Wikipediaのコンテンツに基づいて、インターネットユーザーに直接回答を提供するために、生成型AIを活用するケースが増えています」と、ウィキメディア財団の製品担当シニアディレクター、マーシャル・ミラー氏は指摘しています。
この変化はWikipediaに限ったことではありません。「他の多くの出版社やコンテンツプラットフォームも同様の変化を報告しています」とマーシャル・ミラー氏は付け加えます。昨年3月、複数の書籍業界の組合が、大手検索エンジンMetaを、著作権で保護されたコンテンツをAIモデルの開発に無断で使用したとして提訴しました。そして、この戦いはまだ始まったばかりです。 広告代理店のHeavenが2025年6月に実施した調査によると、18歳から25歳までの42%が、主に情報調査のためにAIを毎日、あるいは1日に数回利用しています。
Wikipediaのトラフィックが、生成型AIの台頭により急激に減少しています(2025年3~8月に前年比8%減)。検索エンジンがAIを活用し、Wikipediaなどの情報源にリンクせず直接回答を提供するケースが増えていることが原因です。この傾向は他の出版社にも共通しており、特に若年層(18~25歳)の情報検索におけるAI利用が急速に拡大しています。
引用元:Economie
(2025年10月27日配信)
※原文をもとに当社で要約・翻訳・編集しています。