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2018.07.09伝統的建築だけではない!外国人が評価する日本現代建築の旅

先月ロンドンで行われた世界最大級の建築フェスティバルに、日本人の建築家・藤本壮介さんは「未来の未来」というテーマで出展し、世界から注目を集めた。彼の作品およびその思想はCNNやBBCを始め、多数の海外メディアで報道された。北海道生まれの彼は、建築物と自然を融合し、その新たな建築スタイルが外国人に評判がいい。外国人の好む日本建築は、歴史の古いものだけではないようだ。

外国人に人気のある日本建築物といえば、日光東照宮や厳島神社、姫路城などの歴史のある日本の伝統的建築物が思い浮かぶのだろう。しかし、日本建築の魅力はそれだけではない。現代の建築も日本文化が感じられるものもある。伝統的な建物とは違う楽しみ方がある。たとえば藤本壮介さんの作品は、人間と自然の関係を考え、そして自然の大切さを強調している。本人曰く、それはとても典型的な日本人の考えであり、日本の建物と自然が共存するとき、自然はいつもメイン部分になる。このように、古くから、人間と自然の関係を大切にしているのは、まさに日本の重要かつ独特の文化だと考えられる。

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「House N」 -大分
出典:View Pictures/Universal Images Group Editorial/UIG via Getty Images

では実際に、このような日本の現代建築はどういった経済効果をもたらすのか。

規模は大きくはないが、海外の旅行サイトで日本の現代建築ツアーが見られ、それが非常に高い評価を得ていることがわかった。アメリカのトリップアドバイザーサイトでは、「Showcase Tokyo Architecture tours」という日本の建築ツアーがいくつかあり、5900円から参加が可能で、表参道、銀座、中銀カプセルタワーなどのスポットから選べるという。これらのツアーはこれまで40件の口コミを集めたが、どれも高評価だ。

「建築に興味が高くない人にもおすすめ。この場所の歴史や文化が分かるツアーだった」
「中銀カプセルタワーはユニークの日本建築史を代表する。また東京に来たら必ず別の建築ツアーに参加するからこのようなツアーをもっと増やしてほしい
「ガイドが物知りで英語も上手で素晴らしかった。自分では絶対気づかない素敵なビルや路地裏も紹介してくれて、彼女のおかげで違う東京の一面を見ることができた」

口コミの数は多くないものの、40件のなか、91%は最高評価の「エクセレント」、ほかの9%もその次の「ベリーグッド」だった。「普通」や「良くない」という意見は一つもない。さらに、アメリカだけではなく、ほかにもオーストラリア発の日本現代建築ツアーが行われていて、高い評価を得ている。ツアーではないが日本の建築家に憧れ、その作品を探しに東京を旅している外国人観光客もいる。外国人喜ばれる日本の美しさは、伝統的な物とは限らない。

ただ、ひとつの問題点として考えられるのは、ツアーの料金だ。特別に建築が好きというわけではない観光客にとって、5900円は決して安くない金額だ。5900円あれば、おいしいものも食べられるし、買い物もできるだろう。しかしこのようなツアーには、建築や町に詳しいガイドが大事だ。ガイドのコストを抑えることができれば、このような現代建築ツアーはもっと人気になる可能性がある。たとえば、ガイドの音声を録音し、建物のスポットで流れる仕組みができればガイドが現場にいる必要がなくなる。このような技術はすでにさまざまな観光スポットで使われている。

現代の建築物をうまく活用すれば、新しい観光風景が生まれるかもしれない。京都などの日本の歴史や伝統を代表するエリアの混雑が深刻化していく中、現代建築ツアーのような新しい観光の形は一つの解消法にもなるかもしれない。建築好きの筆者は、将来の現代建築ツアーの発展を期待している。

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