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【市況】百貨店、家電量販店、ドラッグストアなどインバウンド関連が一斉高

三越伊勢丹ホールディングス<3099>、J.フロント リテイリング<3086>、エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>、高島屋<8233>など百貨店株が軒並み上昇したほか、ビックカメラ<3048>、ラオックス<8202>、サンドラッグ<9989>、クスリのアオキ<3398>などインバウンド消費の恩恵が見込まれる小売関連株が一斉に買われている。日本政府観光局が22日に発表した6月の訪日外客数は前年同月比51.8%増の160万2000人と大幅な伸びを示し、同月の過去最高を更新した。昨年6月は105万6000人とそれまでのピークを記録していたが、そこから一気に約1.5倍に急増していることから、これが一段の売り上げ増加をもたらす材料とみなされ、関連株を刺激している。また、1~6月期は前年同期比46%増の914万人となり、上半期ベースでもこれまでの最高を大きく更新している。円安進行に加え、ビザの条件緩和、免税制度拡充といった政策の後押しが訪日客の増加に拍車をかけており、今後もこの流れは続きそうだ。