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1~6月の訪日外国人客数、914万人 上期は過去最高

日本政府観光局が22日発表した今年上期(1~6月)の訪日外国人客数(推計値)は、前年同期比46.0%増の913万9900人となり過去最高となった。年間では1800万人を超えるペースとなる。また、訪日外国人客数が45年ぶりに出国日本人数を上回った。

 継続的な訪日旅行プロモーションに取り組んだことや、円安により買い物客が大幅に増加したことが全体を押し上げた。円安のほかビザ発給要件の免除・緩和、地方路線の新規就航・増便も寄与した。

 国・地域別の訪日客数では首位の中国が前年同期比2.2倍の217万8600人。今年に入り高額・大量消費の「爆買い」を目的にした訪日客が押し上げた。

 2位の韓国は42.6%増の181万9300人、3位の台湾が28.9%増の179万2600人となるなど、ロシアを除く19カ国・地域で過去最高となった。

 観光庁の久保成人長官は記者会見で年間について「下期に大きな変動要素がなければ年間1800万人前後になる」との見通しを示した。

 また、6月の訪日外国人客数(推計値)は、前年同月比51.8%増の160万2200人となった。航空路線の拡大、クルーズ船の大幅な寄港増加によりアジアからの買い物客を中心に大きく伸びた。

 国・地域別では米国が初めて10万人を超えたほか、台湾や香港が単月で過去最高となるなど引き続きアジアからの訪日客が堅調に推移した。久保長官は「世界各国からバランスよく伸びている」と述べた。