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百貨店5社、6月増収 訪日客消費伸びる

三越伊勢丹など百貨店5社が発表した6月の売上高(既存店ベース、速報値)は、全社が前年同月の実績を上回った。増加は3カ月連続。昨年4月の消費増税の影響が薄れてきたことに加えて、インバウンド(訪日外国人)消費などが大幅に伸びたことが寄与した。株高で富裕層の購買意欲が高まり、高級時計などの売り上げも好調だった。

三越伊勢丹は10.1%増えた。特に好調だったのが訪日客の多い伊勢丹新宿本店(東京・新宿)と三越銀座店(東京・中央)だ。売上高に占める免税品売上高がそれぞれ約11%、約27%に達するなどインバウンド消費が増収に大きく寄与した。

大丸松坂屋百貨店は2.6%、高島屋は1.4%増加した。昨年は6月末から開催していた夏のセールを7月に遅らせたことは減収要因だが、インバウンドと富裕層消費の拡大で増収となった。

阪急阪神百貨店は0.2%増、そごう・西武は0.1%増だった。