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百貨店売上高、”爆買い”で訪日外国人売上が過去最高の221.4%増–4月

日本百貨店協会は19日、2015年4月の全国百貨店売上高を発表した。それによると、既存店ベース(店舗数調整後)の売上高は前年同月比13.7%増となり、2カ月ぶりに前年を上回った。売上高総額(全店ベース)は4,722億5,823万円だった。

4月は、前年が消費増税直後の買い控えによる大幅減となった反動もあり、売上が大きく伸長。地区別に見ると、東京が同17.8%増、名古屋が同20.1%増、大阪が同18.3%増と3大都市圏が堅調だったほか、多くの地区で二桁増となり、全地区で前年を上回った。

商品別では、雑貨が同44.2%増、身のまわり品が同19.2%増、家庭用品が同16.1%増と大幅に増え、衣料品も同9.9%増、反動の影響が比較的少ない食料品も同2.9%増と、主要5品目全てがプラスとなった。

さらに細分類を見ると、子供服や家電が好調だったほか、消費マインドの改善や”訪日外国人パワー”による底上げにより、化粧品が同48.6%増、高級腕時計を含む美術・宝飾・貴金属が同77.3%増と、大きく伸びた。

訪日外国人売上高は、中国のお盆に当たる清明節があったことや花見ツアー客が増加したことで、購買客数は同206.6%増と20万人を突破し、それに伴い売上高も同221.4%増と過去最高を記録した。