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海外旅行の低年齢化が進む中国 観光市場にもたらす新たな可能性とは?

ここ近年、中国人海外旅行者数は急速に拡大しており、その中でも児童の海外旅行事情が注目されている。
アリババグループが運営する旅行予約サイト「飛猪旅行」(フリギー)のビックデータを見ると、海外旅行の低年齢化が進み、アジアエリアでの中国観光客の平均年齢が低くなっているという現象が見てとれる。

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北京、上海、広東では親子での海外旅行に人気があり、2歳以下の幼稚園児でも既に海外旅行の経験があるということも少なくない。その一方、「バーリンホウ(80後)」(80年代生まれの世代)の初海外旅行は23~30歳が多い。「ジョウリンホウ(90後)」(90年生まれの世代)は初海外旅行が19~22歳、「リンリンホウ(00後)」(2000年代生まれの世代)では、初めての海外旅行は3~7歳となっているようだ。

また、「飛猪旅行」(フリギー)のデータによれば、親子連れの旅行コストは20%も増え、高級ホテルを選ぶ傾向もあるという。こうした中国の傾向は、親子向けの訪日旅行の需要が増す、新しいチャンスではないかと筆者は思う。中国に向けた低年齢向けのプロモーションを積極的にやるべきだと考えられる。また、親子向けの観光スポット、児童向けの体験施設や、家族向けの宿泊施設なども今後必要となってくるだろう。