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ウィーン国立歌劇場の取り組みから学ぶ、日本伝統文化の未来

ウィーン国立歌劇場は2013年より、「WIENER STAATSOPER live at home」というサービスを開始し、ウィーンの誇るオペラなどの世界発信を開始し発展をし続けている。今回、2016/2017年のシーズンには、45公演がライブでインターネット配信される。
時差のあるアジア圏のユーザーは、ウィーンでの公演のあと72時間の間に、視聴が可能となるものだ。
ウィーン国立歌劇場をヴァーチャルに拡張して、観たいと思う公演を自宅にてライブで、楽しめるサービスになっている。
世界のオペラファンに対して、広範囲にわたる質の高いプログラムを配信する取り組みは、
さすがは音楽&芸術の都と言われるウィーンならではの取り組みと言えよう。

このような取り組は、日本の伝統芸能も取り入れるべきだと筆者は思う。日本の伝統芸能「歌舞伎」や「能」は、今、外国人観光客から人気を博している。また、パリやニューヨークでの複数回に渡る海外公演が、大盛況を納めていると言われている。このように伝統芸能への興味が増せば伝統芸能のみならず、日本国内に留まっていた様々な文化や芸術についても、今後はどのように世界の市場へと進出していくのかを考える必要が出てくるだろう。そうした時に、ヨーロッパの文化や芸術がいかに世界の人に観てもらえるように取り組んでいるかを学ぶことが重要だと思う。