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2020年東京オリンピックに向けた、訪日外国人向け「スポーツツーリズム」の取り組みとは?

2020年東京オリンピックまであと4年間だが、それにあわせてスポーツイベントで訪日外国人を呼び込む動きが増えている。JTBはスポーツ観戦と観光を組み合わせたサービスを提供するイギリス会社「STHグループ」の日本法人に出資し、2019年に日本の12都市で開催されるラグビーW杯をテーマとした観光ツアーを企画している。コンテンツとしては、有名なシェフが作った料理を食べながら、専用席で試合を楽しみ、選手のトークショーを観覧するなどの内容を検討しているようだ。また、JTB西日本は3月末に、日本全国のスポーツイベントエントリーサイト「JTBスポーツステーション」を強化する。新しい機能としては、イベントのエントリーや宿泊、移動予定をワンストップで予約できる「トラベル手配」であり、7月から外国人向けに同機能の多言語対応サイトも設定する予定だという。

また、日本の自治体も訪日外国人向けのスポーツイベントを企画している。関西経済連合会は「スポーツ振興による関西の活性化」を目指しており、「ゴールデン・スポーツイヤーズ」(2019年ラグビーワールドカップ、2020年オリンピック、2021年関西ワールドマスターズゲームズ2021年)のPR強化などを検討している。

近年、スポーツイベントで日本に訪れる外国人が増えている。例えば、東京マラソンに参加する外国人が2016年は6000人以上となっており、2015年の20%増だった。今年も同様に6000人以上の外国籍の参加者がいたようだ。「スポーツツーリズム」の重要性が増えているため、上記のような訪日外国人向けのスポーツ関連の取り組みが必要となりつつあるだろう。

編集者:オスカー チャウ