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「Sake」から作る観光立国は可能だろうか

近年、「Sake」という言葉が海外で飛び交っている。「Sake」が海外で人気になりつつある中、日本政府も「Sake」で日本の魅力を外国人にPRしているようだ。例えば、政府は3月26日、日本の魅力を世界にPRする「クールジャパン戦略」の一環として、清酒、焼酎など日本のお酒を海外に輸出する新たな指針を発表した。今後の動きとしては、海外イベントなどで日本酒などの情報発信やブランド化を強化し、外国産ワインのバイヤーやメディアにPRすることで販路を拡大させるようだ。訪日外国人を対象にした、酒蔵ツアーなどの体験機会も増加すると考えているようだ。

また、日本貿易振興機構は、日本酒を外国人にPRするために、酒類の分野で影響力を持つインフルエンサーの招聘を実施している。まずは、インフルエンサーに日本酒を知ってもらうことで、国際的ネットワークを作ることを目指している。世界のシェフランキングで影響力が最も高いといわれる「ワールドベスト50レストラン」のソムリエなどのプロを招聘し、世界最大規模のワインコンペ「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」のSAKE部門で、受賞したことがある蔵元の地域へ訪問してもらい、商談会を行う予定だ。

上記を見ると、「Sake」を活用した日本政府の戦略が、形になってきていることが分かる。外国人向けの酒税免税制度も導入されているため、今後、日本のインバウンドにおいて、「Sake」の重要性がさらに増えると期待できるだろう。

編集者:オスカー チャウ